「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
部下は、認めて誉めてこそ育ちます。承認し、称賛することです。欠点を見つけて指摘することは、実は最も簡単なマネジメントであり、感情に流されやすい行為でもあります。忙しい現場では、できていない点やミスに目が向きやすく、注意や叱責が増えがちです。しかし、それを繰り返しても人は前向きにはなりません。
本来、マネジメントの目的は部下を裁くことではありません。お店を良くし、売上を上げ、チームとして成果を出すことです。この目的に立ち返ると、見るべき視点は自然と変わります。誰が悪いかではなく、この人のどこを伸ばせば店の力になるのか、どうすれば本人が力を発揮できるのかを考えるようになります。
人は、自分の存在が認められ、必要とされていると感じたときに初めて本気を出します。居場所があると感じられる環境では、人は自ら考え、動き、成長していきます。逆に、欠点ばかりを指摘される環境では、挑戦する意欲は失われ、言われたことだけをこなす受け身の姿勢になります。結果として、組織全体の成長スピードも落ちていきます。
承認や称賛は、甘やかすことではありません。事実に基づいて、できている行動や成果を正しく言語化し、伝えることです。挨拶が良くなった、声出しが安定している、後輩への声掛けが増えた。こうした小さな変化を見逃さずに伝えることで、部下は自分の強みに気づき、その行動を再現するようになります。
組織を伸ばす上司ほど、短所よりも長所に目を向けています。なぜなら、短所を矯正するより、長所を活かした方が成果に直結することを知っているからです。部下の長所を見つけ、居場所をつくり、力を引き出す。その積み重ねこそが、強いチームと安定した店舗運営を生み出していきます。
