「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

マネジメントとは、計画を立てることでも、指示を出すことでもありません。PDCAが正しく、そして止まらずに回っている状態そのものを指します。数値管理もアルバイト教育も、PDCAが機能していなければ、それは管理されているとは言えません。忙しさに追われて行動だけが積み重なり、結果の検証が抜け落ちている現場は非常に多く見られます。

PDCAの中でも、とくに重要なのがCのチェックです。多くの現場では、計画を立てて実行まではしますが、その後の確認が曖昧になりがちです。なんとなく良かった、悪かったで終わってしまい、次の改善につながりません。チェックとは感想を述べることではなく、結果を数字や事実で確認する行為です。そのためには、いつ、どの時点で確認するのかを事前に決め、必ず結果点を設ける必要があります。

結果点がないPDCAは、回っているようで回っていません。例えば売上施策であれば、月末ではなく週次、場合によっては日次で確認する。教育であれば、できるようになったかどうかを具体的な行動で確認する。この確認間隔が短いほど、ズレに早く気づけ、修正スピードは上がります。修正が早い現場ほど、失敗は小さく、成果にたどり着く確率は高くなります。

また、PDCAは一度回せば終わりではありません。回り続ける設計が必要です。担当者任せ、気合任せでは必ず止まります。誰が、何を、どの頻度で確認し、どう次に反映させるのか。この流れを仕組みとして組み込んで初めて、マネジメントとして機能します。

マネジメントが弱い現場ほど、問題が起きてから慌てて対応します。マネジメントが強い現場は、問題が小さいうちに気づき、自然に修正されています。その違いを生むのが、PDCAが回り続けているかどうかです。計画よりも実行よりも、まずはチェックの設計を見直すこと。そこから、本当のマネジメントが始まります。