「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

Google口コミの返信や最新情報の更新は、やらなくても今日の営業は回ります。しかし、やらなければ確実に信頼を削っていく領域です。この違いを理解していないと、気づかないうちにお客様との距離は広がっていきます。運用代行業者が「口コミ返信や最新情報の更新はSEO効果が薄いので不要」と言うのは、判断の主語がアルゴリズムだからです。一方で、飲食コンサルが「必ずやるべき」と言うのは、主語が常にお客様にあるからです。主語が違えば、結論が変わるのは当然です。しかし、飲食店が守るべき主語はどこまでいってもお客様です。

口コミ返信は、来店後のお礼であり、体験に対するフォローです。最新情報の更新は、来店前の不安を解消する役割を持ちます。写真や投稿の改善は、来店意欲を最大化するための準備です。この三つを継続することで、PVや予約率、再来店率は自然と積み上がっていきます。逆に止めてしまえば、お客様との会話が途切れ、「反応のない店」「何を考えているかわからない店」という印象が静かに蓄積されていきます。

返信の基本は24〜48時間以内です。高評価には感謝を伝えつつ、お店の魅力やこだわりを一言添える。低評価には感情的にならず、事実確認と改善の意思を明確に示す。長文である必要はありません。重要なのは丁寧さと誠実さです。最新情報では、営業日、限定メニュー、価格変更など、お客様が迷いそうなポイントを先回りして伝えます。

結論はシンプルです。お客様から届いた声には必ず応える。伝えるべき情報は止めずに発信する。SEOを否定する必要はありませんが、飲食店経営の軸はアルゴリズムではなく、目の前のお客様とのコミュニケーションです。ここを外さなければ、Google口コミは最強の集客資産へと育っていきます。