「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
例えば、SNSマーケティングで成果を上げている経営者から「お皿をこう変えたら?」と提案を受けたとします。そのアイデアが自分のお店のコンセプトや価値観と合わない場合、どう判断すべきでしょうか。しかも、これまで自分が信じて取り組んできた方法で成果が出ていないとしたら、なおさら迷いが生じるはずです。
ここで重要になるのが「選択基準」という考え方です。私たちは起きてから寝るまで数えきれないほどの選択を繰り返しており、その積み重ねが今の結果や人生を形づくっています。だからこそ、どんな基準で選ぶのかが成果を大きく左右します。間違った基準を持ち続ければ、どれだけ努力しても望む未来にはたどり着けません。逆に、正しい基準を持てば、どんな状況でも最適な選択を導けるのです。
では「正しい選択基準」とは何か。それは「正しい答えを選ぶこと」ではなく、「どちらを自分が正解にしたいか」という意思そのものです。他者から提案を受けたときに大切なのは、自分のビジョンに沿ってその選択を正解にできるかどうかを考えること。もし合わないなら無理に従う必要はなく、自らの基準に従って「これを正解にする」と決めればよいのです。
仮にお皿の提案を断るなら、今まで選んできたお皿を「正解」にする努力を自分自身がすればいいだけです。ただし問われているのは、「どちらを自分が正解にしたいのか」という意思です。成功者の助言を正解にするのか、自分の選択を正解にするのか。大切なのは、選択そのものよりも「正解にする覚悟」であり、その意思こそが未来の結果をつくるのです。
