「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

飲食店経営において、最も大切なのは「毎日必ず暖簾を出すこと」です。集客の取り組みが進まない店舗の多くは、「人がいない」「気分が乗らない」「準備が整っていない」といった理由で、行動が遅れたり継続できなかったりします。しかし、経営に本当に必要なのは準備や気分ではなく「毎日の一歩」です。

例えば、SNS投稿、売上や人件費の数値集計、ポスティング、地域への挨拶回り。どんなに小さなことでも、行動しなければ成果は生まれません。農家がどんな日も牛の乳搾りを欠かさないように、飲食店も「暖簾を出す=行動する」ことを止めてはいけないのです。気分が乗らなくても、準備が不十分でも、とにかく続けることが重要です。

なぜなら、港から船を出さなければ魚は絶対に釣れないのと同じように、暖簾を出さなければお客様は来ないからです。動いた分だけ結果が返ってくる。このシンプルな原理を忘れてはいけません。

結果を出す店長に共通しているのは、「気持ちと行動を切り離す力」を持っていることです。完璧さを求めて行動が止まるのではなく、今日も明日も明後日も、小さくても一つの行動を必ず積み重ねる。その繰り返しこそが、繁盛店をつくり出す最大の秘訣なのです。