「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
Zoomなどのオンライン会議は、対面での会議とは大きく異なる特徴があります。そのひとつが、発言者以外の「聞く姿勢」が画面越しに強く伝わってしまうという点です。
議論や報告の最中に、カメラをオフにしたまま無反応でいたり、ミュートにして別の会話をしていたりすると、たとえ直接の言葉がなくても、その態度は相手に伝わります。結果として、発言者の熱意やチーム全体の集中力を削いでしまうことにもつながりかねません。
本来、対面の場であれば自然にできていた「相手の話をしっかり聴く」という姿勢。ところがオンラインになると、画面越しという環境のせいで、その意識が薄れがちです。だからこそ、オンライン会議ではあえて意識的に「聴く態度」を整えることが求められます。
画面を見てうなずく、適度にリアクションを返す、発言者の話を遮らず最後まで聴く――こうした基本的な姿勢があるだけで、相手は「自分の話を大切に扱ってもらえている」と感じます。その積み重ねが、信頼関係やチームの一体感を守るうえで欠かせません。
オンラインであっても、コミュニケーションの本質は変わりません。むしろ距離があるからこそ、「聴く姿勢」こそが最も強いメッセージになる のではないでしょうか。
