「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
飲食店経営において、予算を作らずに営業を続けるのは、地図も目的地も決めずに旅に出るようなものです。
「なんとなく忙しい」「今月は悪くなかった気がする」といった感覚だけでは、黒字か赤字かすら曖昧なままです。
予算とは、売上目標・原価率・人件費率・利益の設計図です。
売上・利益目標は成長を前提に、昨対の103%から110%で組むのが基本。「その目標にどうやって到達するか」を明確に考えることこそが予算立案の肝です。
予算があることで、日々の営業の中で「今の状態は想定通りなのか、想定外なのか」を判断できます。
現場スタッフにとっても、「ただ売上を上げる」から「利益を残すために動く」意識へと変わります。
特に、FLコストを毎月きちんと管理できている店舗は利益が安定します。販促効果の検証、時給改定、新メニュー導入なども、感覚ではなく数字で判断できるようになります。
経営とは「結果を管理する」ことではなく、「予測して修正する」ことです。
予算を立てることで、数字に振り回されるのではなく、自ら経営の舵を握ることができます。
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予算作成の3ステップ
1. 前年実績と市場環境の分析
昨年の売上・原価率・人件費率を把握し、競合や商圏の動向も加味する。
2. 成長率を設定する
昨対103〜110%を目安に、実現可能かつ挑戦的な目標を設定する。
3. 行動計画と数値をリンクさせる
販促・メニュー改定・人員計画など、実行施策と数値目標をセットで落とし込む。
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この3ステップを踏めば、予算は単なる数字の羅列ではなく、「日々の行動を導く経営の地図」になります。
そして、その地図を持っている会社ほど、迷わず成長の道を進むことができます。
