「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

SNSを「コマーシャル(CM)」と捉えてみると、その役割と発信頻度の重要性がよく見えてきます。

テレビCMを思い浮かべてください。
1日に1回だけ流れるCMと、何度も目にするCM。印象に残るのは、言うまでもなく後者です。
繰り返し見かけることで、記憶に定着していきます。これは、頭の中にある「記憶のコップ」が少しずつ満たされていくイメージです。

また、1つのチャンネルでしか見かけないCMより、複数のチャンネルで流れるCMのほうが接触機会は格段に増えます。
これは飲食店のSNS運用にもまったく同じことが言えます。

多くの人に自店を知ってもらうためには、まず「発信頻度」を意識すること。
そして、InstagramやX(旧Twitter)、Facebook、LINEなど複数のプラットフォームを活用して、幅広く接点を持つことが大切です。

さらに、SNS運用は一人で完結させるよりも、チームで取り組むことで継続力が増します。
その際には、発信する内容やトーンに一貫性を持たせることも重要です。

SNSはなんとなくやるものではありません。
「誰に」「何を」「どう伝えるか」を明確にしたうえで、意図的かつ継続的な発信を心がけましょう。

そうすることで、店舗の存在を忘れさせず、興味を持ってもらい、実際の来店へとつなげることができます。
つまりSNSは、お客様との関係を深めるための“記憶のCMなのです。

毎日の一つひとつの投稿が、未来のお客様を引き寄せています。
今日から、あなたのお店のSNSも「戦略的なCM」として運用してみてはいかがでしょうか。