「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

独立を目指す店長にとって、最も重要な条件は何か——
それは、圧倒的な現場力を持ち、売上をつくれる「プレイヤー店長」であることです。

店長が現場に立つ日と、そうでない日では、売上もスピードも明らかに違う。
そんな違いを生み出せる店長は、スタッフからの信頼も厚く、現場の空気すら一変させます。
「店長がいると店が回る」「今日はあの人がいるから大丈夫」——
このような安心感を与えられる店長は、マネージャーや経営陣から見ても、何よりも頼もしい存在です。

たとえ数字が苦手でも、清掃が甘くても、売上を生み出す力を持っていれば、それは補って余りある強みです。
マネジメントや経営の知識は、あとから学べます。
清掃や数字の管理は、周囲がフォローすることもできます。
けれど、お客様を呼び、売上を上げるという力は、簡単に身につくものではありません。

実際、現場で売上をつくってきた店長たちは、独立しても強い。
広告や経理に不慣れでも、現場で数字を出せるから、何とかしてしまう。
それができるからこそ、経営者としてのスタートダッシュが切れるのです。

もちろん、マネジメント力が加われば理想です。
人を育て、数字を管理し、全体を俯瞰できるようになれば、さらに経営は安定します。
でも、優先順位を間違えてはいけません。

まずは「売上をつくれること」。そこからすべてが始まります。

これこそが、独立初期に最も必要とされる店長の条件なのです。