「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
部下が「退職したい」と申し出てきたとき、マネージャーであるあなたの心には、どんな感情が湧き上がるでしょうか。
ショック、寂しさ、怒り、戸惑い。
あるいは、「辞めてくれて良かった」「仕方ない」「次に進もう」と、どこかで自分を納得させる言葉を探している自分に気づくかもしれません。
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その感情の奥にあるもの
けれど、その複雑な気持ちの奥には、必ずあのときの想いが眠っているはずです。
――入社してくれたときの嬉しさ、これから一緒に成長していこうと思った期待。
私たちは日々の忙しさの中で、その初心をつい置き去りにしてしまいがちです。
しかし、退職を前にした今こそ、改めて思い出すタイミングなのかもしれません。
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「表面の言葉」ではなく「本音」と向き合う
「仕方ないよな」「本人の意思だから」と、自分に言い聞かせるのは簡単です。
でも、その言葉だけで終わらせてしまうのは、あまりにもったいない。
いま抱えている本当の感情を、一度立ち止まって受け止めてみてください。
悔しさ、寂しさ、もっとできたかもしれないという後悔――
そこには、次に活かせるヒントや学びが必ず隠れています。
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退職は終わりではない
退職は、関係性の終わりではありません。
一緒に過ごした時間が消えるわけでもありません。
送り出すその背中に、リーダーとしての誠実さと感謝を込められる自分でありたいものです。
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まとめ
誰かを送り出すときの自分の言葉や態度は、その後のチームにも、そして自分自身にも深く刻まれます。
部下の退職という節目に、初心と向き合い、リーダーとしてまたひとつ成長できる自分でいたいですね。
