「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
多店舗展開を目指す飲食店にとって、最初のハードルとなるのが「社長ひとりではすべてを見切れなくなる瞬間」です。特に5店舗以下の段階では、エリアマネージャーを置くにはまだ規模が小さく、かといって現場任せでは成長スピードが鈍ってしまいます。
そこで登場するのが「統括店長制度」または「サテライト店舗制度」と呼ばれる仕組みです。
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統括店長制度とは?
簡単に言えば、最も売上が高く、新入社員の受け入れも行う「母店」を自ら担当しつつ、その他の4店舗を「衛星(サテライト)」として管理・支援する体制です。この形は、将来的にエリアマネージャー制度へ移行する前段階として、非常に重要な役割を果たします。
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統括店長の具体的な役割
統括店長は、まず自店の売上・利益を必達する責任を担いながら、他店舗の店長たちに対しても「店長5大職務(売上管理、人材育成、QSC維持、販促活動、コスト管理)」の徹底を支援します。
さらに社内ではメンターとして後輩育成に関わり、社長と現場をつなぐクッション役を務めます。取引業者との初期対応なども任され、まさに経営者の「右腕」としての信頼と権限を持つ存在です。
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統括店長に求められる資質
このポジションを任せるのは、現場力(オペレーション力)、数値力(PLを読み解き改善する力)、そして人間力(人を巻き込む力)を兼ね備えた、組織で最もパワフルな人材が理想です。
そして統括店長期は、現場プレイヤーからマネジメント側へステップアップする「転換期」でもあります。このタイミングで問われるのは、現場力だけではなく、
•スケジュールを正しく履行する誠実さ
•報告・連絡・相談を丁寧に行う習慣
•組織全体を見渡す視野
これらを地道に積み上げる実行力です。
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統括店長期をどう過ごすかが将来を決める
統括店長期において何より重要なのは、現場だけでなく「人と組織を動かす責任」を自覚することです。ここで信頼を積み上げられる人材は、将来的にエリアマネージャーや幹部として、会社の中核を担う存在へと成長していきます。
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まとめ
小規模体制だからこそ導入したい統括店長制度は、現場と経営の距離をぐっと縮め、組織を一段上へ引き上げる原動力です。
「そろそろ社長ひとりでは限界かも」と感じたら、まずはパワフルな人材を統括店長に抜擢し、この仕組みをぜひ実践してみてください!
