「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
飲食店の店舗を立て直すとき、売上やオペレーション改善と並んで、見過ごせないのが「部下が強気に出る背景」です。
現場で起こる衝突や、リーダーに対する反発。それらは決して突然起きるわけではなく、ある“兆し”として組織に表れているのです。
コンサルの現場でよく見かけるのは、部下の強気な態度の裏に、リーダー自身の「揺らぎ」があるというケース。
具体的には、
•指示がぶれる
•判断が遅い
•言葉に一貫性がない
こうした曖昧さや“誤った優しさ”が、知らず知らずのうちに部下にこう思わせてしまうのです。
「この人には強く出ても大丈夫だ」と。
結果として信頼関係は崩れ、ルールを軽視する言動や、不安定な空気が現場に蔓延していきます。
部下との衝突は、単なる人間関係のもつれではありません。
それは、リーダーとしての信頼が揺らぎ始めているサインでもあるのです。
だからこそ、組織を変えるためにはまず、ルールと基準を明文化することが必要です。
何を許し、何を許さないのか。どこまでが裁量で、どこからが逸脱なのか。
それを言葉にして明確に伝え、ブレずに言い続けることこそがリーダーシップです。
組織を本当に変えたいなら、まずは自分自身の姿勢を正すこと。
そこから、組織再構築の第一歩が始まります。
