「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。
拡大期に突入した飲食企業では、マネージャーや営業部長に求められる役割は一気に広がります。
単なる店舗マネジメントにとどまらず、時には人事、総務、経理といったバックオフィス業務まで担うことも珍しくありません。
「何でもできる人が一人は必要」というフェーズに突入するのです。
しかし、この「膨大すぎる業務量」をこなしながら、しっかりと成果を上げ続けるためには、何よりも大切な力があります。
それが「スケジューリング力」です。
業務の優先順位を瞬時に見極め、ルーティン化できる作業は徹底的にパターン化する。
それをあらかじめスケジュールに落とし込み、余白を持たせつつも無駄を徹底的に排除する。
さらに、移動時間の電車内、寝る時間、食事の時間さえも「予定」として設計し、無意識に使ってしまう時間を極力減らしていく。
こうすることで、自分の時間に主導権を持ち、エネルギーを成果につながる業務に集中させることができます。
逆に、スケジュールを作らず「忙しいから」と流されてしまうと、いつの間にか重要なタスクが後回しになり、現場と本部の板挟みで心身を消耗してしまいます。
「忙しい」を言い訳にせず、「スケジュール」で自分の行動をデザインする。
これこそが、拡大期のリーダーに求められる最も基本で、最も重要なスキルです。
これから店舗を増やしていこうという企業のリーダーの方は、ぜひ自分の時間の使い方を見直し、スケジューリング力を武器にしてみてください。
その差が、数年後の組織の成長スピードを大きく変えるはずです。
