「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

飲食店が5店舗体制になる頃、経営は大きな転換期を迎えます。

これまでは、社長自身が毎日現場に足を運び、売上も人材もQSC(クオリティ・サービス・クレンリネス)も、自らの目と手で直接管理してきた方が多いでしょう。しかし、5店舗ともなれば、もはや社長一人で全てをカバーするのは現実的に不可能です。

ここで誕生するのが、社長の「最初の分身」とも言える存在——エリアマネージャーです。

エリアマネージャーの役割は単なる複数店舗の管理者ではありません。

複数店舗を横断的に統括し、店長の育成、売上・FL(食材費・人件費)などの数値管理、販促施策の企画展開、QSCの是正指導まで、経営の最前線を担う存在です。
つまり、社長の想いや判断基準を現場に届け、具現化していく要のポジションです。

エリアマネージャーを配置することで、社長は物件取得や商品開発、システムの整備といった、次の成長に必要な戦略業務に時間を割けるようになります。これにより経営の舵取りが加速し、事業全体の成長スピードが格段に上がるのです。

このポジションが機能するかどうかで、5店舗以降の出店スピードと収益性は大きく変わってきます。
単なる「管理者」にとどまるのではなく、社長の経営方針を理解し、現場の温度感を保ちながらマネジメントができる、いわば「経営視点を持った中間管理職」としての育成が成否を分けます。

ここからが、社長一人の奮闘ではなく、組織で成長を遂げていく本当の組織経営のスタートラインです。

これから5店舗体制に差し掛かる方は、ぜひ「最初の分身」をどう育て、どう任せるかを真剣に考えてみてください。
未来の成長は、この決断にかかっています。