「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

飲食店における数値や店舗状態のマネジメントは、「タイムリー」「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」の4つの時間軸で構成されています。それぞれの軸には役割がありますが、中でもお客様満足の要となるQSC(品質・サービス・清潔)の維持には、特に「タイムリー」なマネジメントが欠かせません。


◆ QSCのズレは「その場で」正す

営業中の店舗では、刻々と変化する状況の中で、QSCの基準からズレが生じることがあります。たとえば、
•盛り付けの乱れ
•接客時の声が小さい
•テーブルに汚れが残っている

こうした小さなズレを見逃さず、その場で即座に修正していく。これこそが現場における「QC活動(クオリティ・コントロール)」です。

QC活動の担い手となるのは、基準を正しく理解した店長などの責任者。お客様対応をしながらも、常にスタッフの言動や商品の状態、清掃状況などに目を配り、リアルタイムで是正していく。この「その場での軌道修正」か、QSCを現場で実現し続ける原動力なのです。


◆ マネージャー・SVはQC活動をチェックせよ

さらに、複数店舗を管轄するエリアマネージャーやスーパーバイザー(SV)は、店舗を訪問する際、単に店の状態を見るだけでなく、

「店長がスタッフに対して、きちんとQC活動を実施できているか?」

という視点でチェックすることが求められます。QC活動が日常的に実行されているかを確認し、必要があれば店長への指導も行う。こうした二重のチェック体制が、QSCの維持・向上を継続的に支える鍵となるのです。


◆ QSCは「チェックリスト」では守れない

QSCの状態を可視化するためにチェックリストを活用することも多いですが、本質的な改善はリアルタイムで行われる現場対応にあります。

「リストに✓を入れるための確認」ではなく、「お客様目線で気づき、即座に対応する力」がQSCを守る真の力です。


▼まとめ
•QSCの維持には「タイムリーなマネジメント」が不可欠
•店長は営業中にQC活動を行い、その場での是正を徹底
•エリアマネージャー・SVはQC活動の実行度を店舗訪問で確認
•チェックリスト以上に重要なのは「その場で直す力」


QSCは、管理資料ではなく、日々の現場で実際に起こる“ズレ”を直し続ける力で守られる。
そのために、現場責任者の観察力と即時対応力、そしてマネージャーの支援が不可欠なのです。