飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させるNEXT5コンサルティングの雑賀です。

異動してきたばかりの店長が、前任者の課題を一切責めることなく、その日から「自分ごと」として引き受ける。そんな姿勢に、現場を動かす“本物のリーダー”の資質がにじみ出ます。


異動直後に試される“人間力”

新たな店舗に配属されたばかりの店長が、真っ先に直面するのは「過去の積み重ね」。清掃の行き届いていない箇所、ルールが形骸化したオペレーション、スタッフのモチベーションのバラつき…。こうした“前任者の置き土産”にどう向き合うかで、その人の本質が問われます。


「これは前の人がやっていたことで…」と言いたくなる瞬間もあるでしょう

でも、そこをグッと飲み込んで、自らの責任として捉える。それができる人こそ、周囲の信頼を集め、チームを変えていける人です。


真のリーダーは「引き受ける人」

リーダーシップとは、指示を出すことではありません。過去の課題を引き受け、現状を正しく把握し、そして未来に向けて一歩ずつ改善を積み重ねていく行動にこそ、その真価が現れます。

与えられた環境に文句を言うのではなく、「この状態を、自分の手で良くしていこう」と決めること。異動初日からその覚悟を持てる人は、間違いなく“信頼されるリーダー”として現場を導いていく存在になります。


最後に

「リーダーとは、すべてを自分の責任と捉え、黙って行動する人である」。

どんなに困難な状況でも、言い訳せず、前だけを見て歩み続けるその背中こそが、周囲を動かす力になるのです。