飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させるNEXT5コンサルティングの雑賀です。
異業種のクライアント様にとって、飲食業は「成長市場」「ブランド力」「収益性」といったキーワードが並ぶ、非常に魅力的な選択肢に映ります。
実際、FC(フランチャイズ)モデルを活用すれば、未経験でも一定の仕組みの中で出店・運営が可能に見えるでしょう。
しかし、実際に参入してみると、現場運営の難しさ、人材管理の複雑さ、そして属人化リスクといった、表からは見えにくい壁に直面するケースが少なくありません。
FC加盟先選びで見るべき「本当のポイント」
FCを検討する際、つい「出店数の多さ」や「知名度」に目がいきがちです。
しかし、本当に見るべきは本部の支援力です。
•SV(スーパーバイザー)の現場経験値
•教育プログラムの質と実行力
•販促・数値管理の具体的な仕組み
•オーナー不在でも回せるマニュアルと現場柔軟性のバランス
こういった項目がしっかりと構築されているかどうかで、現場の安定性と成長スピードは大きく変わります。
また、意外と見落とされがちなのが、仕入れスキームや配送体制。
例えば、食材・備品の配送頻度や緊急対応の可否は、店舗オペレーションに直結します。
無理のある物流体制は、売上や客数とは関係なく、現場を疲弊させる大きな要因になりかねません。
「視察同行」で見えてくるもの
今回はご縁あって、異業種のクライアント様と共に2社のFC視察に同行させていただきました。
現場を見ることで分かるのは、パンフレットやWebサイトでは見えない“リアル”です。
加盟のメリットや可能性はもちろんお伝えしますが、それだけでなく、
•将来的な市場性
•本部が抱える課題
•現場オペレーションの実態
•数値管理の「回っている度合い」
こういった点を客観的な立場で整理・比較し、クライアントの最適な意思決定を支援するのが私たちの役割だと考えています。
最終判断はオーナーのもの。ただし「見えないリスク」はプロが伝える。
FC加盟は大きな投資であり、人生の転機となる決断でもあります。
最終的な選択はオーナーに委ねるとしても、その判断が「知っているうえでの選択」であることが重要です。
表面的なブランド力に惑わされず、中身の支援体制と現場力に注目すること。
それこそが、FCでの成功確率を大きく引き上げるカギになると、現場に立ち続けてきた私たちは確信しています。
