飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させるNEXT5コンサルティングの雑賀です。

飲食店の現場に立つオーナーや店長は、日々、ただ業務をこなすだけではありません。
スタッフ一人ひとりの動き、言葉遣い、接客の所作、調理の手順、清掃の仕方に至るまで。

すべてを無意識のうちに観察し、「お店の基準」と照らし合わせてチェックしています。

たとえば、
・水が出しっぱなしになっていないか?
・野菜のカットで歩留まりが悪くなっていないか?
・動きにムダはないか?
・接客時の言葉遣いが雑になっていないか?

こうした些細に見えるポイントが、実はお店全体のクオリティを左右しています。

基準から少しでも外れた行動を見つけたら、現場で即座に声をかけ、その場で改善を促す。この「すぐに正す」ことの積み重ねが、店舗の質を維持する鍵です。

逆に、チェックを怠れば、スタッフの動きは徐々に自己流になります。

少しずつ、けれど確実に「お店の基準」から逸れていきます。

気づいたときには、サービスも商品もクオリティが低下し、顧客離れを招いてしまう…そんな事態も珍しくありません。

「現場を見る」「基準と照らす」「ズレを正す」
この意識を持ち続けることこそが、お店を守る第一歩です。