飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させるNEXT5コンサルティングの雑賀です。

教育や育成の現場で、こんなふうに感じたことはありませんか?

「何度言っても覚えない」
「また同じミスをしてる…」
「この人にはもう無理なんじゃないか」

けれど、本当に大切なのは——
相手が諦めない限り、教える側も絶対に諦めない”という姿勢です。


■ できないのは、教え方が合っていないだけかもしれない

一度教えてできなかったからといって、
「この人は向いていない」「やる気がない」と決めつけるのは早すぎます。

むしろ、そこからが教育の本番です。
•どう伝えれば伝わるのか?
•どんなタイミングで、どんな言葉が響くのか?
•どの接し方なら心を開いてもらえるのか?

教えるとは、自分の伝え方・接し方を試行錯誤しながら“その人だけの答え”を探していくプロセスでもあるのです。


■ イライラではなく、“可能性”にワクワクしよう

変わらない部下に対して、イライラしたり、ストレスを感じることもあるかもしれません。
でもその時こそ、自分に問いかけてみてください。

「この人が変わるとしたら、何がきっかけになるだろう?」

そう考えることができれば、教育という行為そのものにワクワクできるようになります。

人が成長する瞬間に立ち会える喜びは、教育に関わる人間にとって最大の報酬です。


■ 教育とは、「相手を変える」のではなく「自分を変える」ことから始まる

教育訓練において、常に試されているのは“教える側”です。
•相手の成長スピードに合わせられているか?
•相手の性格やタイプを理解しようとしているか?
•自分の教え方に固執していないか?

こうした問いを繰り返すことで、教える側の「伝える力」「関わる力」が磨かれていきます。


■ まとめ:教える力は、相手と自分の未来を変える

育成や教育がうまくいかないとき、まず見直すべきは“教わる側”ではなく“教える側”の姿勢です。
自分のアプローチ次第で、相手は変わる。
そう信じて関わり続けることが、教育の本質です。

「変わらない人」ではなく、
「これから変わる可能性を秘めた人」として向き合う。

その姿勢が、強くて温かいチームを育てていきます。