​飲食店をブランド化する

飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させるNEXT5コンサルティングの雑賀です。

ブランディングとは、企業が掲げる「こう思われたい」というブランドアイデンティティと、お客様が抱く「こう思っている」というブランドイメージを近づけるための企業活動(ing)です。

これを実現するには、意図的かつ一貫性を持った取り組みを継続的に行うことが重要です。

しかし、社長が「ブランディングから外れている」「ブランディング的に」などと指摘しても、部下はそれぞれの解釈で受け止めるため、言葉だけがカッコよく響いて終わるケースがあります。

これを防ぐために有効な手法が、禁止規定と推奨規定を設けることです。

禁止規定は「ブランドとして絶対にやってはいけないこと」を定め、推奨規定は「必ずやるべきこと」を定めます。

これにより、全社員がブランドの軸を正確に共有できます。

禁止規定の例
・商品提供時に略語を使わない
例:焼肉定食を「焼き定」と略してはならない。

・SNS発信では料理以外の情報を投稿しない
例:プライベートな内容や料理に関係ない投稿をしない。

推奨規定の例
・レジでの会計時に食事の感想を伺い記録する
・「お客さん」ではなく「お客様」と呼ぶ
・SNS投稿には必ずロゴマークを入れる

これらの規定を、4P(製品、価格、場所、プロモーション)や4C(顧客価値、コスト、利便性、コミュニケーション)、さらにはQSC(品質、サービス、清潔さ)の要素に組み込むことで、ブランディング活動が具体化されます。

規定を基準にして行動することで、全員がブランディングの方向性を理解し、日常業務に反映できます。

「ブランドは築城10年、落城1日」という言葉が示す通り、ブランドの構築には時間がかかりますが、失うのは一瞬です。

禁止規定と推奨規定を基準として定めることは、ブランド構築の第一歩です。

強いブランドを築くためには、このような一貫した取り組みを日々実践していくことが欠かせません。

ブランディングは単なる言葉ではなく、具体的な行動や基準で支えられるものです。

禁止規定と推奨規定を効果的に活用し、強固で魅力的なブランドを育てましょう。