​人時売上の基準は予算人件費で既に決まっている。

飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させるNEXT5コンサルティングの雑賀です。



人時売上とは一人が1時間にいくら稼いだ(売上たか)の指標です。5000円を超えたら優秀とか、6000円は大変だとか色々な印象があるようです。



人時売上の基準や目標値を決めるには、お店の人件費率予算と平均時給で簡単に算出でき、今の状態との不足もすぐに算出することができます。



①人時売上高=売上÷総労働時間



で計算するのが一般的ですが、



②人時売上高=平均時給÷人件費率



で算出することも可能となります。


①の場合の例として、

1000万÷2000時間=5000円が人時売上となり、

②の場合の例とすて、平均時給が1300円、人件費率が26%だとすると、

1300円÷26%=5000円となります。


つまり、1000万の売上で人件費率が26%、平均時給が1300円だと人時売上は5000円になる計算です。



平均時給や予算人件費は既に手元にある情報ですので、人時売上の目標や基準は売上の達成、未達成、大小に関わらず立てることが可能となります。



飲食店では簡単な算数しか使用しないため、公式を理解しておけば、あるべき数値を手にすることは可能です。



人時売上は業態によって大きく変わりますが、かけた工数(時間)から得られる売上が大きく影響するため、ファストフードは低く、高単価業態は高い傾向になります。



工数はモデルワースケとアサイメントで明らかになり、業態を決定付ける重要な要素です。



モデルワースケを組み、発生する工数を洗い出し、より人時売上を高く取れる業態開発を行うようしましょう。




モデルワースケやアサイメントについて、またどこかの機会で触れたいと思います。


今週はお問い合わせが増えました。人材育成に悩まれる経営者が多いなぁと。

他店舗展開の際に必ず訪れる問題解決には、仕組みとマネジメントの力が必要です。

ご連絡お待ちしてます。