大震災の後、暫く心のざわつきが止まずにいましたが、そんな中、次男の小学校の卒業式が
幸いにも予定通りとり行われました。卒業対策委員の任務も無事に全う出来ました。
被災地を思えば心が痛み、今自分に出来ることは、節電・エコライフ・募金…
はたしてこんなことくらいで痛みを分かち合えるだろうかというもどかしさ。
また現実問題として、アポやスケジュールの変更が相次ぎ、三連休に地元のイベントで
出演予定だったライブも中止になったり、子供達の卒業関連の行事も悉く中止。
塾の仕事も休講になったり、再開したり、そのための留意点等、本社からのメールが日に何度も。
そんな心穏やかならぬ状態で列席しましたが、厳粛ないい式で、終わる頃には平常心を
取り戻しつつありました。考えてみると２時間の間、一所にじっとしているということが、この所
ありませんでした。体を落ち着かせることって大事なんですね。心と体は表裏一体ですね。
さらに、心のざわつきを鎮めてくれたのが、歌です。子供達の合唱。式の中では、
校歌も含め、４曲を合唱。みんな真っ直ぐな目で、口を大きく開けて、誰一人横向いたり、
下向いたりしていない。一生懸命な、そのまなざしと素直な歌声に感極まって…しまい。
自分では清く正しく生きようといているのですが、よほど汚れていたらしく…心洗われました。
子供達の健気さと先生方のご指導の賜物です。生涯忘れえぬ卒業式となりました。
一番心に残ったのは最後に歌った「旅立ちの日に」。２部合唱が見事で、感動でした。
卒業シーズンによく聴かれる歌で、秩父の中学校での誕生秘話も有名です。
普通の学校から、こんな名曲が生まれて、全国に広まり、その歌で私はすっかり心癒されて、
こうしてやっとパソコンの前に座って、記事の更新が出来ているわけです。
歌の力って素晴らしいですね。夕刻のニュースで、被災地の避難所で中学校の卒業証書が
校長先生から数人の卒業生に手渡される場面が映し出されていました。
せめて音楽流してあげたかったですね。思わず歌いました。♪「飛び立とう…未来信じて…」♪