残念ながら面白いとは思えていないのだが、それでもあと2話で完結するので最後
まで付き合おうということで、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』11話の感想。
ただ、YouTubeやX(旧Twitter)では、盛り上がっている人を結構見かけるので、
オレがこの作品の魅力を理解できていないだけなんだろうね。
で、前話のラストでいよいよマチュとニャアンによる最終決戦に突入する流れだっ
たので、本話は冒頭から2人の激闘が始まる、と思いきや、始まるには始まるし、
激しいアクションシーンだが、結局、これまでの2人の関連性についての描写が薄
いので、劇的に盛り上がる感じでは無かった。
また、2人の戦いの間に挟み込む形で、シャリア・ブルとキシリア配下のニュータ
イプ部隊の戦闘も描かれるが、こちらもこれまでのシャリアとエグザベの関係性の
描写が余り無いため、急に思わせぶりなセリフを語りながら戦ったところで、ギャ
ンが随分と雑に撃墜されるなあ、くらいの印象。
絵が奇麗なだけではアニメは面白くならねえなあ、と改めて認識した。
そしてニャアンを吹き飛ばし、ララァを助けようとするマチュ。
ジークアクスがエルメスに付けられている謎装置を引っ剥がして時間凍結を止めよ
うとするシーンが、またトップっぽい動きで、『ガンダム』シリーズのオマージュだ
かパロディだかの作品にガイナ要素を入れるのは、やめてくんねえかな。
ここから各自MSを降りて、人間同士のドラマの始まり。シャアとキシリアが『機動
戦士Zガンダム』のクアトロ、ハマーン、シロッコの劇場でのやりとりのオマージュ
をやっているのだが、特に意味のある内容とは思わなかったな。そこにカミーユの
代わりにマチュが乱入するのだが、乱入の仕方がギャグなのかな?緊張感が台無し
になる感じは、チープでちょっと面白かったが。
その他、シャアがメイクアーップ!という感じで制服姿に変身したり、キシリアが
ニャアンに撃たれたりと脈絡のない急展開が続き、ついにララァが目覚めてゼクノ
バ開始。
これにより「向こうの世界」とつながった結果、『BEYOND THE TIME (メビウスの
宇宙を越えて)』が流れる中、ガンダム(RX-78-2)登場!で最終話へ続く。アムロが
出てくるのかね。
何というか、これまでも大概だったが、本話は急な説明不足の展開が多く、勢いだ
けで何とか成立させているなあ、という印象。それでも、ファンが作ったガンダム
パロディ作品、同人作品としてみれば、充分な出来だろう。ただ、これまでと同じ
感想になるが、公式が一流(とされる)スタッフを使ってやるような作品かね、と
思ってしまうな。
そして次回、最終回のタイトルは『だから僕は・・・』。富野由悠季が1981年に出
版した初のエッセイのタイトルである。本書を読むと、富野由悠季が、いかに真面
目な人か、創作に対して真摯な気持ちで取り組んでいるかが良く分かる内容となっ
ている。言っちゃあ悪いが、『GQuuuuuuX』のような志の作品が本書のタイトルを
流用するのは、何だかなあと思うね。
来週の最終回は、富野由悠季(実写)が30分間、本作について説教する内容だった
ら良いのになあ。