昨日は久々の九州出張で1日が潰れた。
コロナ禍はイヤなことだらけだったが、出張が減ったこと(web面談になった)と、
社内の飲み会が無くなったことは良かったな。2つとも、コロナ禍が収まった後も
復活しなければ良かったのに。
出張は、客先の立地の問題もあり、大阪からの移動は飛行機では無くて電車。新幹
線と特急、タクシーを乗り継いで、片道約5時間。日帰りなので、1日10時間近く移
動するので、さすがにちょっと疲れるよね。
ただ、移動時間の長い出張では、移動中は基本的には仕事をしているが、さすがに
ずっと仕事というわけでもないので、本を読む時間が確保できるのは有難いんだよ
ね。今日は、出張中に読み終えた『中国に侵略されたアメリカ』(山口敬之)の感想。
山口敬之といえば、オレがYouTubeで最も良く見ている配信者の1人だ。元TBSの
政治記者だが、TBS出身とは思えないような報道姿勢(事実に基づいて話をすると
か)、国益を踏まえた見識・発言が素晴らしいと思っている。
今月に入ってから、アメリカではロサンゼルス等で不法移民取り締まりのデモが発
生し、トランプ政権による州兵投入などが話題になっているが、今回のデモには、
どうにも既視感がある。過去のBLM暴動と本当によく似ているなあと感じている。
オレが本格的にYouTubeを見始めたのは、せいぜいこの2年程度のため、BLM暴動
に対し、当時、山口氏がどういった分析・見解を示していたか知らなかったので、
同問題についても書かれている本書を探して購入したというわけ。(本書の出版は
2021年8月。書店では見つからず、Amazonで購入した)
内容は、第1次トランプ政権→バイデン政権への移行下で、BLMプラザ(ワシントン
DC中心部の交差点。BLM暴動の象徴的な場所となった)の様子がどう変化したかか
らスタートし、暴動の背景で中国語を話す人間が指示を出していたとの取材結果か
ら、暴動の背景に迫っていく。 BLM暴動と、今月に入ってからの暴動の発生地域の
重なり方や関係者の証言を追っていくと、改めて類似性があるように見えるね。
そして取材は進み、BLM暴動を指揮した黒人未来研究所(BFL)と、そこに資金提供
をする華人進歩会(CPA)という団体のこと、それぞれがどういった背景の団体か
が語られていく。
もうね、本当に面白い本だ。そして、面白いが怖い。スパイ防止法があるアメリカ
で、ここまで無茶苦茶な工作活動がされているのであれば、防止法の無い日本では
どうなっているのか、想像すると恐ろしい。
また、この問題に対して米国の保守系シンクタンクの指摘したところ、ニューヨー
クタイムズはじめとするアメリカのメディアが、ファクトチェックと称してデタラ
メな批判をしたこと。FBIが本件の調査を進めようとしたところ、極左団体から資
金提供を受けた黒人議員団によって圧力をかけられ、調査が進まなかったことなど
が明らかにされる。
これらの動きは、日本で憲法改正やスパイ防止法が議論される際に一部の政党や
メディア、市民団体(を称する左翼・リベラル団体)の様子とまったく同じだよな。
「やっぱ、そういうことだよなー」と溜息が出るばかりだ。
本書は、未読の方には、ぜひお勧めしたい1冊。
上記は前半の内容で、後半では更に、コロナ問題(ウイルス起源等)に中国がどう
いう姿勢であったか、バイデン政権がどういった対応だったか。中国による日本へ
の浸透工作の結果、どういった問題が起こっているかについても踏み込まれている。
2021年にこういった本が出版されていたのか、と驚いた。
あとがきで山口氏は、これらに立ち向かうために「真の保守の復興」を訴えている
が、本当にその通りだと思う。現状、保守がまとまらずグチャグチャしているが、
皆さん、頑張っていきましょう(誰に言っているのか)。