『「地理で考える」は武器になる』(宇山卓英)読了。
盆休みに本でも読もうかと、タイトルが気になった本を何冊かまとめて買っておい
たものの、盆は酒ばかり飲んでいて全く進まなかったので、今になってちょっとず
つ消化しているというわけ。
中身は確認せずに、タイトルや帯から地政学について網羅的に書いている本なのだ
ろうと思い読み始め、確かにその通りの内容だった。宇山卓英の本は他にも読んだ
ことがあるはずだが、正直、あまり強い印象には残っていない。本書に関しては、
基礎的な内容を平明な文章で説明しており、学生向けには良い入門書ではないか。
日本の経済発展の背景について、天然の良港が多かったからと述べており、それは
確かにその通りだと思うが、地理的条件などというものが簡単に変わらないことを
考えれば、今後の日本の経済発展を考えた場合、やはりこの点を活かすしか方法
は無いだろうと思う。
特に今後、米中の経済デカップリングが進むことは明らかで、サプライチェーン再
編が進むだろうから、日本国内の製造業よもう一度、というのは正しい考え方では
ないか。こういった話を進めると、人手が足らないので移民推進をなどと言い出す
連中がいるが、これは人手以前に頭の足らない人間の考え方で、自動化と過剰な労
働規制の見直しを進めれば、移民に頼らずとも対応できるのではないか。
(※鳩山・菅・野田という悪夢の民主党政権下、円高が進みまくって製造業の国内
生産拠点の多くが海外に流出したが、地政学の点からもいかに民主党政権が愚劣だ
ったか分かるわな)。
せっかくなので、中学生の息子には渡そうと思うが、果たして読むのか。小学校の
頃は、オレの本棚から勝手に持っていた『こち亀』とか『美味しんぼ』を読んでい
たが、最近はスマホばかりで本を読んでいるように見えないな(※あと『デビルマ
ン』を勝手に持って行って読んだ時はブルーになっていた)。
オレ自身を顧みると、そもそもオヤジに本を薦められた記憶がほとんどないが、思
春期の頃であれば、読まないような気もするが、それはそれで仕方ないわなあ。