24日の夜、仕事が終わって
病院に走っていった。
長い一日だった。
小さな酸素室の中で
私たちが来たことを
手足をバタバタさせて
喜んでたミッキー。
息は苦しそうだった。
でも、ちゃんと分かってた。
私たちのこと。
肺炎の診断。
峠は今夜。
酸素室から出して
連れ帰るのは
苦しいだろうと
先生に言われた。
ミッキー頑張って。
また明日の朝来るからね。
頑張ってるミッキーに
まだ頑張って、って私。
そう言って
病院を後にした。
本当は連れて帰りたかった。
連れて帰った方がよかったのかもと
後から後悔もした。
でも、
あの時、
信じたかった。
良くなるって。
また明日会えるって。
そして、また奇跡が起きて
元気になるんだって。
25日の早朝4時頃だった
パパの携帯に
連絡が入った。
ミッキーがいっちゃった。
一人で。
日が変わる頃の見回りでは
息があったこと。
おそらく
その後、
静かにいったのだろうと。
苦しんだ様子はないよ、と。
私がすごく泣くから
気を遣わせたんだと思った。
ミッキーは病院から旅立つことにした。
最期を見送りたくて
実家から連れてきたのに。
ミッキーったら。
ミッキーは前の晩に
分かってたんだと思う。
手足をバタバタさせてたの
最後のさよなら
してたんだ。
11月に倒れちゃった時
私がひどく泣くから
だから
もう3カ月そばにいてくれた。
そして、
3ヶ月間
毎日
ベッドで眠らず、
ソファで一緒に寝る私が
疲れてきたのに気づいたんだね。
そろそろ…もういいかなーって
思ったんだろうね。
寝たきり生活なんて
しないで、
二日前までは散歩もしてた。
やっぱり
私に負担をかけないように…
かけないように…って
してたんだ。
でも、
２週間前くらいかな、
ご飯を食べなくなっていったよね。
そろそろなんだけど…。
私に優しく
その時を教えてくれてたね。
私はそんなの気づかず
いろんなドッグフードを買いに走ってた。
これなら食べるかな～って。
ミッキーは
シェリーに託して
旅立った。
ずーっと
待たせてばっかりで
ごめんね。
ミッキー
長い間
私のそばにいてくれて
ありがとうね。
ミッキー
ミッキーの
イメージカラーは
ビタミンカラーのオレンジ
オレンジのガーベラを
いっぱい飾って
荼毘に付した。
オレンジのガーベラをお花やさんで
見ると、ミッキーを想う。
ミッキー、元気？
ミッキーが
11月に倒れたあと、
寝たきりなんかになるもんか！って
頑張って、一人でリハビリしてる勇姿です。
がんばり屋さんでした。
最後まで。