明日がミッキーの命日です…。
だから、今日がちょうど一年か…。
今日は相当長いです。よろしくです。
ミッキーは一度死にかけたんだ。
2014年11月24日の夜、夕方の6時ぐらいに突然ミッキーが倒れて、痙攣した。
慌てて、動物病院へいったんだ。
脳腫瘍の可能性が大きいということで、持病の胆のうには悪いとわかっていても、注射をうってもらい、うちに帰った。
しかし、それでも30分おきに痙攣を繰り返す。
口から泡を吹くし、全身が硬直して…。
それでもミッキーは必死に耐えてる。
何にもできないけど、ママと2人で
『ミッキーがんばれ‼️二人ともここにいるよ‼️』
って叫んでた。
次の日25日は朝から病院へ行き、ミッキーを預けた。何かあっても対応してくれるって、先生が言ってくれたから。
幸いてんかんの症状は二回だけで、午後は落ち着いているってことだった。
脳腫瘍ということではなく、胆のうが破裂というか、穴が開いて、胆汁がもれて、腹膜炎ってやつを起こしてるってことだったと思う。
ほとんど振り切ってる。
ミッキーが死んじゃうってことしか、頭になく、先生の話はよく覚えてない。
ミッキーとママを車に乗せた後、病院に戻り、こっそり先生に余命を聞いた。
はっきりとは言えないけど、もって、2、3日ってことだった。隣にいた看護師さんが目に涙を浮かべて、お大事にって言ってくれた。
帰りの車では、ママは号泣、おれも涙がとまらなかった…。
長い夜だった。
二人ともミッキーの死を覚悟した。
ママが
『今までありがとう。ミッキーをうちにつれてくるのをいいよっていってくれてありがとう。』
って言ってくれた。
滅多におれにありがとう、ごめんなさいを言わないママなのに…。
薬のおかげでミッキーは落ち着いて寝てた。
ママはこの日からずーっとミッキーと一緒にリビングのソファーに寝た。
次の日26日、ミッキーの意識が戻り、水をちょっとだけ飲んだ。
おれたちは意識が戻ったことだけでもうれしく、寝ながら写真をとった。
これが最後だと思っていたからね。
それからまた病院に連れて行った。
ミッキー、迎えにくるまでは頑張ってって2人で祈りながら、病院を後にした。
4時に病院が開くのを入り口で待って、すぐにミッキーの元へ行った。
ミッキーは意識があり、おれたちを待っていてくれた。
この日からママは泣かなくなった。
すごくしっかりしてる。
笑顔で見送るって。
強いね。
帰ってから、ミッキーは水を飲んだ。
しかも、ごはんを口元に運んだら、ちょっとだけ食べた。
やっぱりミッキーは食べるの好きだね。
ちょっとだけの変化でもうれしかった。
次の日27日も同じように、朝病院にミッキーを預け、仕事にいった。そして、帰りにママと迎えに行く。
ミッキーと最後の生活を大事にしながら。
その日もちょっとだけ、ごはんを食べた。うちでも病院でも寝たきりだったけど、ごはんを私の手から食べるミッキーを見ていると死んじゃうようには思えなくなってきた。
もしかして…。
28日の朝、先生に言ってみた。
なんか元気になってきてるような気がするよ。検査してみてって。
すると、先生はエコーの検査、再度血液検査をしてくれた。
帰りに病院に行くと、結果にビックリ‼️
穴の開いた胆のうの隣の臓器がまるでシールのようにくっつき、穴をふさいだんだって。
そんなことあり得るの❓
たまーにあるらしい。
シーリングっていうらしい。
ミッキーとママとうちに帰って、ビールで乾杯した
ママとの結論は、ミッキーがうちに来た時に、ミッキーのために引越ししたんだから、一年は一緒に生活したいね
って、かるーい気持ちで話してたのをミッキーはちゃんと聞いていて、そのために頑張ってくれた
ってこと。
もうそりゃ、うれしくてうれしくて。
ママと嬉し泣き
奇跡ってあるんだね。
もちろんミッキーの生命力というか、根性もあるのかも。
30日の夕方、ミッキーはついに起き上がった。
そして、前足だけで歩き始めた。
後ろ足は全く動かずにマヒしてるみたいなのに。
ミッキー、すごいぞ‼️
その日からミッキーのリハビリが始まった。
たぶん、一人で留守番してるときもリハビリしてたよ。
まるで、クリスマスやお正月にみんなで楽しく過ごすために…。
クリスマスに間に合わせるために。
もうこのころは以前と同じぐらい食事もとっていた。
月が変わる頃、後ろ足用のハーネスを買ってみた。
うちの中で、後ろ足にハーネスをつけて、持ち上げてみると、ミッキーはそーっと後ろ足を床につけて動かしたんだ。
ミッキー復活‼️
それから、しばらくして、外に出して、後ろ足用のハーネスで歩かせてみると、確かな足どりで歩くの。
もう感動のドラマみたい。
ママと大騒ぎで、ミッキーがんばれーって朝から喜んだよ。
その後ろ足用のハーネスを使ったのは、2日だけ。
あとはみるみるうちに回復し、以前のように歩けるようになった。
近所のお寺の参道も歩いた。
死にかけたとは思えないぐらいしっかりしてる。
ミッキーはおれたちのために、まだ死ねないって頑張ったんだろうなぁ。
おれたちの一年っていう会話を聞いてたんだ。
クリスマスからお正月というゆっくり過ごせる10日間はホントに幸せだった。
えらいね。
すごくがんばったよね。
って。
シェリーとの出会いも、ミッキーの復活も、イヌの強い意志を感じる。
ミッキー、ホントにありがとね。
ずーっと大好きだよ。
絶対忘れないよ。