このシリーズを通じて、私は支配人としての責任、孤独、そして葛藤を語ってきました。
この重い使命感を、いつか誰かに託さなければならない時が来ます。
高卒でキャリアを築き、理想主義者として闘い続けてきた私が、この大分の地で最も築きたいのは、私自身が倒れても揺るがない、
「持続可能な理想のチーム」です。
最終回となるこのブログでは、私の仕事哲学の集大成、すなわち「未来」に託すものについて語ります。
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責任のバトンを渡すということ
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理想主義者の「遺産」
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大分で築く、持続可能なチーム
第5話:高卒支配人が「未来」に託すもの:大分で築く、持続可能な理想のチーム
1. 責任のバトンを渡すということ
私は常に、自分の責任を一人で抱え込みがちです。
しかし、ホテルを永続させるためには、この重い責任のバトンを、信頼できる次世代に渡さなければなりません。
私の仕事は、最高のサービスを提供し続けることですが、それ以上に「最高のサービスを提供し続けることができる後継者を育てること」こそが、私の最終的な責任です。
バトンを渡すことは、私にとって非常に難しいことです。
私が全てを完璧にコントロールしたいというENFJ-Tの衝動が、部下の育成を妨げます。
彼らに任せれば、当然ミスも発生するでしょう。
しかし、そのミスを恐れてバトンを握りしめ続けることは、このホテルの未来を危険に晒す行為です。
私は今、意識的に「見守る」時間を増やしています。
部下の判断に口を出さず、彼らが自分で解決策を見つけるのを待つ。
失敗したときは、彼らがその責任を受け入れ、成長できるように寄り添う。
仕事とは、自分の成功ではなく、次世代の成功のために尽くす「育成」のプロセスへと進化しているのです。
2. 理想主義者の「遺産」
高卒でこの業界に入り、現場の泥臭い努力だけで支配人になった私には、学歴という「遺産」はありません。
私が未来に残したいのは、「理想主義」という名の精神的な遺産です。
それは、**「目先の利益よりも、お客様の幸福と従業員の尊厳を優先する」**という哲学です。
このホテルで働く誰もが、自分の仕事に誇りを持ち、お客様に心からの感動を与えたいと願い続けること。
私が築いてきた「誰かのために尽くす」という使命感を、次の世代が受け継いでくれること。
それが、私がこの大分の地で実現したい「持続可能な理想」です。
この理想主義こそが、厳しい現実に直面しても、チームを団結させ、正しい方向へと導く羅針盤となります。
私のENFJ-Tの性格が時に私を苦しめても、この理想をチームに植え付けることができれば、私の15年間の奮闘は報われます。
3. 大分で築く、持続可能なチーム
大分という地域に根差したこのホテルで、私は「私がいない方が、もっと素晴らしい」と言われるようなチームを築きたいと思っています。
私が一人で抱え込んだ重荷は、チーム全体で分担することで、一人ひとりの成長の糧となります。
私が作った「仕組み」は、理想を実現するための揺るぎない土台となります。
仕事とは、自分が去った後も価値を残し続ける「永続的な貢献」です。
私はこれからも、理想を貫くリーダーとして、時には孤独に、時には熱く、チームを導き続けます。
そして、いつか私がこの重い責任のバトンを手放すとき、この大分のホテルが、私の理想を受け継いだ次世代によって、さらに輝いていることを願っています。
最終回!
高卒支配人が「未来」に託すもの。
使命感と責任のバトンをどう次世代に渡すか?
私が大分で築きたい「持続可能な理想のチーム」とは。
そして、理想主義者が残す最高の「遺産」とは何か。
私の仕事哲学の集大成です。
#後継者育成 #仕事の終着点 #リーダーの責任
今日もやったろ!!