「キャリアの正解は大学を出てから決まる」—
世間ではそう言われることが多い。
しかし、私は高校を卒業してすぐにホテル業界に飛び込み、現場の泥臭い経験だけで支配人にまで上り詰めました。
この道のりは、決して平坦ではありませんでした。
知識や理論の壁、そして何より自分自身の学歴コンプレックスとの闘い。
叩き上げの支配人だからこそ語れる、キャリアの「正解」は自分で創るという成長論についてお話しします。
-
高卒という名の「原点」
-
叩き上げ支配人の成長論
-
学歴コンプレックスを超えて
第2話:キャリアの「正解」は高卒にはない?:叩き上げ支配人が語る成長論
1. 高卒という名の「原点」
私の仕事の原点は、高卒で入社したフロントでの日々です。
周りの同僚や先輩は、専門学校や大学で経営学や観光学を学んできた人たちばかり。
私は、彼らの専門用語や理論についていけず、常に劣等感を抱えていました。
私の「知識」は、お客様への接客、ベッドメイキング、食材の仕入れ、トラブル対応といった、すべて現場での「実践」から生まれたものです。
この現場での経験は、私に大きな財産を与えました。
それは、**「理論だけではホテルは動かない」**という真実です。
どんなに優れた戦略も、現場の清掃スタッフの一人ひとりの努力や、厨房の料理人の情熱がなければ、お客様には届きません。
高卒という私の原点は、私を常に「現場」に立たせます。
支配人になった今でも、現場スタッフの苦労や喜びを肌で感じ、彼らの言葉に耳を傾けることを忘れません。
これが、私のサービスとリーダーシップの根幹にあるのです。
2. 叩き上げ支配人の成長論
私のキャリアは、キャリアプランというよりは、常に「目の前の課題を解決する」ことの積み重ねでした。
支配人になるまでの15年間、私は自ら進んで誰もやりたがらない仕事を引き受けました。
深夜のトラブル対応、クレーム処理、そして閑散期の飛び込み営業。
これらはすべて、知識の不足を情熱と行動力で補うための私なりの挑戦でした。
ENFJ-Tの私は、常に「チームのため、ホテルのため」という目標を持ちます。
この利他的な動機が、私を常に学び、成長させる原動力となりました。
私の成長論はシンプルです。**「誰かのために尽くす覚悟が、最も強固なスキルとなる」**ということです。
現場の経験は、数字や理論では見えない「人の心」を理解する力を私に与えてくれました。
部下のモチベーションの源泉は何か、お客様が本当に求めているものは何か。
これらの洞察力こそが、学歴や肩書きを超えて、支配人としての私を支えています。
キャリアの「正解」は、与えられるものではなく、自分が歩んだ道そのものが創るものだと信じています。
3. 学歴コンプレックスを超えて
しかし、今でも時折、学歴コンプレックスが顔を出します。
特に、本社のエリートたちと経営戦略を議論するときや、高度な経済状況を分析するときです。
彼らの洗練された言葉遣いや理論構築力に、自分の知識の穴を感じることがあります。
このコンプレックスを乗り越えるために、私は常に勉強し続けています。
夜遅くまで専門書を読み、経済ニュースをチェックし、知らない用語は必ず調べる。
これは、誰に強制されているわけでもなく、支配人としての責任を果たすために必要な努力です。
仕事とは、自分が足りない部分を認め、生涯にわたって学び続ける「自己研鑽」の場です。
私は、高卒でも、現場で培った「人間力」と、決して諦めない「使命感」があれば、キャリアの頂を目指せると証明したい。
大分のこのホテルで、私は私の「正解」を創り続けます。
学歴は過去ですが、これから創るキャリアは未来です。
私の仕事は、その未来を現場のリアリティに基づいて、力強く形作っていくことなのです。
キャリアの「正解」は高卒にはない?
叩き上げ支配人が語る成長論。
学歴コンプレックスを乗り越え、現場の泥臭い経験を武器に支配人になった私の哲学。
知識不足は情熱で補う!
キャリアの正解は自分で創る。
#高卒からの挑戦 #ホテルマンの成長 #キャリア論
今日もやったろ!!