SOUNDPEATSの最新のTWSイヤホンの"SOUNDPEATS Air5 Pro"をご提供いただきましたので開封レビュー、そして性能などチェックしていきます。特に最近はオープンイヤーのイヤホンを利用することが多かったのでJVCケンウッドのHA-NP1Tとの印象の違いなんかにも触れてみたいと思います。
開封
さっそく開封していきます。
箱は良くある正方形のシンプルなやつですね。以前は、こういう製品も過剰包装的なのが多かったですが、時代の流れかすっかりシンプルになりましたねー。
中身はこれだけ。左から本体、イヤーピース、充電ケーブルです。正直、もうこの手の充電ケーブルって付属させなくても良い気がしますね。イヤホンに付属の充電ケーブルって使ったことありません。(^^;
イヤホンをケースから取り出すとこんな感じです。
こういう言い方なんですかね、iPod型のデザインです。個人的にはそんなに好きなデザインではありませんが、世の若者はこのデザインをいっぱい使っているので受け入れられているデザインではあるようですね。
なんにせよ、開封した感じが「?」みたいな感じはなく、ごくごく標準的な感じです。
ペアリング&設定
ペアリングはケースから取り出すと自動で開始します。スマホのBluetoothの項目から選ぶだけで、特に問題なくペアリングされます。ちなみに充電は100%で出荷されていました。
細かな設定は専用のアプリで行います。ユーザ登録しないとアプリが使えないのが「うーん」とは思いましたが、そういうのも含めて「いまどき」ってことかもしれません。
基本的な音質チェック
普通に音楽を聴いてみましょう。いつもどおりAmazon Musicで音楽を聴いています。ダウンロード済みの音源はSD音源です。
音質に「不満がある」というようなことはありません。十分に高い音質性能だと思います。久しぶりに利用するカナル型なので、耳への圧迫感を若干感じますが、これも普段からカナル型を使っている人にとっては問題ないでしょう。
音質の味付けとしては、やや低音よりであるように感じます。低音がどーんって感じの音が好きなら好みに合うのではと思います。
LDACにも対応していますが、手元にaptXの機器までしかありませんでしたが、aptX相応な音はなっていると思います。
ノイズキャンセリング性能
ノイズキャンセリングはANC方式で55dbです。55dbのノイズキャンセリングってかなり強いです。屋内で利用すると、ほぼ無音ですね。屋外利用でも電車などのレベルなら、無音に近く、飛行機なんかでも、このレベルならかなり雑音がない状態で過ごせると思います。
ノイズキャンセリングのレベルなんかはアプリから変更できるようになっていますが、かなり高性能のノイズキャンセリングなので、とにかく周りの音があると集中できないって言うタイプの人には良いと思います。
ノイキャンのオン/オフでの音質の違い
屋内利用だと、ほとんどオフでも音質への影響はありません。屋外利用はさすがにオンの方が音楽に集中できる感じがありますが、そういう没入感は交通機関などでは交通機関のアナウンスが聴こえないなどにつながるので、ご自身の判断でご利用下さい。
会議での利用
会議でも軽く使ってみました。ノイキャンがオンだと声が少し大きくなってしまいますね。30分ほど話していて、自分の声が大きくなっているのを感じました。オフにすれば、普通のカナル型のイヤホンの感じです。
マイクの性能が極端に悪いなどは感じないですが、割と静かなところでテストしたので、騒々しいカフェなんかで会議したらどうかはちょっとわからないところです。
オープンイヤータイプとの比較
ここからは完全なる趣味の世界です。
今、日常的にはJVCケンウッドのHA-NP1Tというカナル型ではなくイヤーカフ型と呼ばれるオープンイヤーのイヤホンを利用しています。オープンイヤー型とカナル型は完全にコンセプトの違う製品なので、これらを一概に比較することはできません。
① 音質の面
何を持って音質が良いと考えるかは個人差があると思います。音楽以外のことがなにもないような状況で、音としての音楽に完全に没入出来て、音の細部を確認出来るようなことを音が良いという人もいるとは思いますが、その一方で、生活の中に音楽が溶け込むみたいな感覚を気持ちよく音楽が聴けるという意味で音が良いという人もいます。
Air5 Proの音質の良さは防音室で音楽だけに集中して聴くときの音質の良さです。一方でHA-NP1Tの音質の良さは普通の部屋にスピーカーで音を流して音楽を聴くときの音の良さです。
正直、まったく用途の違う製品だろうと思います。
➁ 屋外スポーツでの利用
このレベルのノイズキャンセリングをオンにしてランニングをするはやめた方がいいです。危険ですね。外音取り込みなどのモードもついていますが、風切り音などがすごいので、ノイズキャンセリングをオフにするか、軽いモードにするかですね。正直、外の音はまったく聴こえないと思います。危険ですね。
オープンイヤーは、そういう点では、外での音はダイレクトに耳に入ってくるので安全です。
ランニング中に音楽を聴くならAir5 Proだし、BGMに乗って走りたいならHA-NP1Tってところでしょうかね。
③ 気楽さ
やはりカナル型は長時間利用に向きません。耳をふさぐので、汗や閉そく感などの面の問題があり1時間ぐらい利用したら外して休息する必要があります。付けっぱなしにして使いたいみたいなずぼらな用途だとオープンイヤー型がいいですね。
正直、まったく用途の違うものなので、どっちが良いではなく、どっちの用途が性に合うかだと思いますし、両立しにくい性能ですからお財布に余裕があるなら両方持ち歩くのも1つなのかもしれませんよ!
まとめ
本製品の販売額は2025年4月時点、約10000円です。TWSイヤホンとしては高額の部類にはいると思います。3000円前後の製品が多い中なので、そういった製品と比較するとやはり全体的に高性能です。
一方で、TWSイヤホンのハイエンドは2万円前後の製品もありますが、そこと性能的にがんばれるかという点では、ノイズキャンセリングの面では十分ないい線いっている製品です。
音楽を聴くという点でレビューをしましたが、例えば、移動中の電車の中での語学学習みたいなものに利用するな、このレベルの製品がいいと思います。勉強に集中もできますしね。
久しぶりにカナル型のイヤホンを利用しましたが、ノイズキャンセリングがなくても「耳をふさぐ」ってずいぶん音が減るなって思いましたね(笑)
1万円弱の予算で高いノイズキャンセリング性能と音質を求めるなら良い製品だと思います。
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