コメ不足の犯人はJAなのか? | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

政府が備蓄米を放出しても一向にコメ不足は解消せず、値段は上がったままだ。江藤農相は「流通がネックになっているからそのうちに出回るはず」と言い訳をしていた。

 

しかし最近、ネットの情報を見ていると、どうやらJAが備蓄米の大半を引き受けてそのままどこかに貯蔵したままになっているという説がしきりに流れている。なぜそんなことをしているのかというと、今の高いコメの価格での販売を終わらせたくないからではないかという。備蓄米を市場に出したらコメの価格が下がってしまうので、時間稼ぎをしているということらしい。農林中央金庫の大赤字を埋めるための金を稼がないといけないという事情もある。しかしとんでもない非国民だ。農林水産省はそのことを黙認している。だから流通に責任を転嫁して時間稼ぎに加担している。こういう話で持ち切りだ。

 

政府・自民党は夏の参議院選挙を前に農家の大票田を失うわけにはいかない。だからJAに甘い。そう言われても仕方ない。選挙のためにコメの価格統制を捻じ曲げているというのは言語道断! 

 

そもそも日本の農業は後継者不足で従来の個人農業を基本とする生産構造は維持できなくなっている。だから会社組織による大規模農業に移行すべきだという意見が強い。しかしそれでは自民党は大事な農家の支持基盤を失うので絶対に認めたがらない。減反政策の失敗が招いたコメ不足とコメ価格の異常な高騰。国民は主食を食べられなくなる前に、こういう悪政を断たなくてはいけない。