日本人が万博を批判するわけ | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

日本人はなぜ大阪万博をやたらに批判するのか?外国人からすれば不思議なのだという。おっしゃる通りです。でもそれにはちゃんとした理由がある。それは、お金の無駄遣いが過ぎるからです。開催費用がバカバカしいほど多すぎる。当初は1250億円の予算だったのが結局はその2倍近い2350億円にまで膨らんだ。そのうち今回のシンボルともいわれている「大屋根リング」は閉会後に取り壊す予定だが、なんと344億円もかけている。これらの費用は国と大阪府・大阪市と経済界(企業)が1/3ずつ負担している。国と大阪府・大阪市は自分でお金を稼いでいるわけではなく、国民と大阪府民、大阪市民から徴収した税金から出している。

つまり約1600億円近くの税金を使ったということだ。これらは開催期間中の入場者の支払金で回収する予定なのだが、それには全期間で2800万人以上の入場者を確保しなくてはならないとしている。つまりこれを下回ったらその分は赤字になる。

 

まあ、それはさておき、万博にこんなに税金を使う必要があるのか!?と日本国民は怒っているのだ。能登半島大地震や大規模水害などで多くの被災者を出している。そちらのほうになぜお金を使わないのか? また、物価高と賃金安で生活苦の国民のために役立つことに税金を使ってもらいたい。

 

直前の東京オリンピックも予想外の巨額費用を費やした。しかしその際に不正な資金横領があったことが発覚した。そんな事件があったから、国民は「また万博でもやっているんじゃないか?」と疑心暗鬼になるのは無理もない。 「維新の会も一皮むけば自民党と同じだ」とわかった。

 

もう開会してしまったのだから、これからは批判しても始まらない。こうなったら赤字にならないように、事情を知らない外国人観光客にどんどん来てもらって2800万人以上の入場者数を集めるしかない。 

 

しかし入場料は高いし、予約は面倒だし、場内の食べ物の値段は大阪市内の3倍も高い。さらにトイレの造りは変だし、交通機関は混雑する。しかも「並ばない万博」だったはずなのに、ずいぶん並ばされたという話を聞きます。こういうのは何とか改善してもらいたい。

 

そして最後にひとこと言わせてほしい。

もう二度と万博とかオリンピックは誘致するな!