これは2023年のWBCで優勝を勝ち取った栗山英樹監督の信念だそうです。私は強く共感しました。栗山さんはスポーツの世界の人ですが、この言葉は今の大企業経営者に学んでもらいたい。バブル崩壊以降、新しいことに一切手をつけず守りの経営ばかりしている日本の大企業経営者。誰のためかと言えば多分自分達経営層の保身のためだと思う。従業員の賃金は上げず、新規採用は手控え、中高年をリストラしてコストを減らし、手元のお金を増やすための経営だ。
その結果日本は世界の中で取り残されてしまった。30年前から進歩も発展もしていない。だから海外と比べて価格が半分以下のままだ。だから外国人は面白がって日本に観光に来る。まるでガリバーが小人の国に来るようなもの。しかし日本人は賃金が上がってないから物価は安くはない。こんな経済を放っていていいのか?
今年も春闘の季節が来る。最近は政府が賃金を上げろと言う。役立たずの労働組合ではダメだからだ。しかし総理大臣が、賃上げをしろと言っても大してやる気にならない大企業ばかりだ。賃上げしたのは初任給だけ。こんなことをしていたら日本は倒産する。
リスクを取らなくなった日本はもう発展しない。どんどん地盤沈下していくだけだ。そんなことにならないように栗山英樹氏の信念を学ぶべきだ。彼はこの信念に基づいて監督をし、日本をWBC優勝に導いた。実証されているのだ。