今年のノーベル平和賞は日本の「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」が受賞しました。長年にわたる核兵器廃絶を世界に訴えてきた活動がやっと世界的な偉業として認められました。
私は以前広島の平和公園にある広島平和記念資料館を訪れたことがあります。あの中で見たものは、とても言葉では言い表せない壮絶な被害者の姿でした。同じ日本人なのに、こんなにも酷いとは知りませんでした。
アメリカは「太平洋戦争を早期に終わらせるためだった」と言いますが、それは詭弁です。しかも広島と長崎の2か所に落としているし、それぞれ種類の違う原爆を落として、その破壊力の調査をしていた。つまり日本で核実験をやっていたということだ。
私はこれはアメリカの最大の汚点だと思う。
日本は世界で唯一の被爆国です。被団協の活動はもっと前にノーベル平和賞をもらっていても良かったはずです。
核の威力は人類の力では抑止できない、神の領域の破壊力です。
これを人類が利用しようとしたことが間違いなのだと思います。
