石破氏は総裁になる前となってからではコロッと言っていることが変わってしまい、みんなからブレブレじゃないかと批判されています。私もそう思います。しかしこれは自民党内部の圧力がそうさせているのであって、石破氏も迷惑なのだと思います。
「決選投票でお前に票を入れてやったのだから言うことを聴け!」 なんて言っていそうですよ。安倍派の連中も、今度の選挙で公認してくれなきゃ自民党を離党するぞ、とか言っていると思います。まあ脅しですね。これではやくざの世界と同じです。
昔、私の勤めていた銀行が経営破綻したときに、両親はショックを受けてしまいました。その時、母親は地元の国会議員の後援会に入っていました。母は私が頼んでもいないのに勝手にその国会議員のところに行って、なんとか助けてほしいとお願いしたそうです。後日その国会議員の秘書から連絡があり、お金のことを頼んできたそうです。家にはそんな金は無いので、丁重にお断りしたそうです。本当にそれで良かったです。私は自力で再就職しました。しかしあの時に国会議員の世話になっていたらどうなっていたことか・・・。
日本の政治家と言うのは、政治はやっていないと思います。社会的な地位の高い有力者としていろんな権限を握っているだけです。だからその見返りとして個人や企業からお金をもらうのが当たり前の仕事のようになっています。この風潮を根絶させることこそが政治改革だと私は思います。その意味で「日本の民主主義の夜明けはまだ遠い」と言わざるを得ません。
