インテルの不具合とは | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

最近、インテル製のCPUに不具合が多発していてパソコン市場では「インテル入ってる」パソコンが極端に不人気なのだそうです。その実態とはどうなのか?  いつものようにYouTubeの番組から勉強させていただきました。(「インテルはどうなってしまうのか!?世界で大問題になっているCPU不具合問題と今後を解説【Intel CPU 13,14世代不具合】ガジェーロ)

 

詳しいことは直接この番組を見ていただくこととして、結論を簡単に述べると、インテルのi7とi9の第13世代と第14世代のCPUに設計ミスがあったということです。高度なゲーム処理をしていると突然クラッシュしてしまう。クラッシュしてしまうので、もう動かなくなってしまうようです。その直接の原因はCPU本体に過剰な電流が流れて回路が破壊されること。当初これはマザーボード側の電源供給制御に問題があるとインテルは指摘していたのですが、結局CPU側がマザーボードに対して過剰な電流を要求する指令を出していたことが判明。インテルはこれを認めました。

インテルはその制御を修正するパッチプログラムを提供していますが、既に一度クラッシュしたパソコンはそれでは回復しません。買い直さなくてはいけません。

 

この騒動で、大手のゲームソフト開発会社はパソコンを全てAMD製のCPU搭載機種に切り替えたと言うことです。また、インテルの業績はがた落ちになり株価も50%ダウンしたとのこと。

正に「インテル、終わっテル」です。

ところがこのトラブルは最近になってi5のCPUにも発生しているとのことでまだまだ収束する気配はなさそうです。

 

インテルと言えばパソコン用CPUの約7割近いシェアを誇っていました。「奢れるものは久しからず」(平家物語より)企業の経営とは難しいものですね。どんなに隆盛を誇っていても、たった一度のミスが原因で市場からの信用を失い、企業が衰退してしまう。日本にも過去にいくつかの例があります。例えば、製造事故の対策に関して、雪印の社長が「私だって寝てないんだ!」とテレビのインタビューで一言発言しただけで雪印は倒産してしまいました。今はメグミルクとして細々とやっていますが、昔は北海道に雪印ありと言われるほど全国的なトップ乳業メーカーでした。

 

インテルはどうなるのでしょう、さしあたり2025年10月でWindows10のサポートが切れるのを前に新しいノートパソコンを購入しようと調査をしている私にとって、この事件は大変大きな影響を及ぼしています。AMDを買うか・・・。それにしても最新のAiパソコン、Copilot-PCは高すぎて手が出ませんが。