最近、中国経済崩壊の話をよく耳にします。YouTubeにアップされている動画の半分ぐらいがこの手の話です。どこかのテレビのニュース番組というわけではなく、様々な人たちが動画に編集してアップしています。だいたいどれも似たような内容で、不動産バブルが崩壊して地方政府の財政が破綻しているとか、ゼロコロナ政策実施以来、上海の町は人が減り、ゴーストタウンとなったとか、多くの人たちが職を失ったか、または給与をまともに受け取れなくなっているとか、とにかく信じられないような内容ばかりです。
そういわれてみれば、最近出張先で、爆買いの中国人観光客は見なくなりました。ホテルとかに居る中国人は多分台湾人です。あんなに札束を見せびらかしていた中華人民共和国の中国人たちは、一転して本当に貧乏になってしまったのでしょうか。
習近平政権の失政が原因だと言われていますが、その割に中国では暴動もクーデターも起きていると言う話はありません。習近平は失脚したとかいう話をしている人もいますが、テレビで見る限りそんな様子はありません。本当はどうなんでしょう、 これはフェイクなんでしょうか?
ただ、こういう動画を見ていると不思議なことに、「自分は日本人で良かったなあ」と思えてきて、「あの中国よりはまだ日本の経済はましだ」と思ってしまいます。どっちがましなのか? 五十歩百歩だと思うのですが、不思議と日本はまだ良い方だと信じてしまう効果がある。
情報の効果というのは曲者ですね。YouTubeをだらだらと見続けていると、自然と洗脳されていく一種の催眠効果のようなもの。
だからあまりむやみにいろんな情報を受け取らないほうが良いと思います。