私の趣味遍歴(旅と地理) その9 北陸編① 富山県 | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

今回から北陸編です。北陸三県と言えば、富山県と石川県と福井県です。最初に申し上げておきますが、私の母の実家が富山市です。そのため私は子供のころから夏休みなどを利用して富山やその周辺にはよく行っていました。

そして大人になってからは仕事の出張でも結構な頻度で通っていましたのでいろんな話が書けそうです。

 

では富山県から始めます。富山市までは東京から北陸新幹線のかがやきで2時間14分です。私は出張の際は大宮から乗るので、1時間50分で行けます。これは実は凄いことなんです。北陸新幹線が開通する以前は、上越新幹線で越後湯沢まで行き、そこで北越急行ほくほく線の特急はくたかに乗り換えて富山に行きました。このルートでは大宮からでも3時間半以上はかかっていたのです。特急はくたかは越後湯沢を出てすぐに長いトンネルに入ります。特急ですがこのトンネルを抜けるのには15分以上かかり、その間は携帯電話の電波が届きませんでした。更に上越市からは日本海の荒波を見ながら海岸線を走るのですが、糸魚川の先にある姫川鉄橋は、冬になると強風のために列車が橋を渡れなくなることがたびたび発生しました。そういう時は車内放送でこういうアナウンスが流れます。「この先の姫川橋梁が基準値を超える強風のため緊急停止しました。現在運転手が様子を見に行っておりますので、しばらくお待ちください」こんな調子でしたから富山はとても遠く感じられました。だから新幹線は偉大です。

 

富山市は路面電車が走っています。昔はもっとたくさんの路線がありましたがいまは随分減ってしまいました。その代わり車両が近代的なカッコイイ車両になり、路面電車というレトロ感はすっかり払拭されています。

繁華街は西町です。西町には総曲輪商店街というアーケード街があります。しかし今は西町の交差点より少し西に行った総曲輪フェリオ辺りが栄えています。

 

ここの商店街は歴史が古く、私が子供のころは夜遅くまで沢山の人たちで賑わっていました。今はシャッターを下ろしているお店が目立つようになってしまったのが残念です。

 

富山のタクシー運転手さんがこんな事をぼやいてました。「新幹線ができたけど富山には観光名所が少ないんだよね。特に富山市内に。だから観光客がそれほど富山には来ない、みんな金沢に行ってしまう」うーん、そうか。としか私は返事できませんでした。

 

しかし富山の海産物は美味い‼️カニ、ブリ、ホタルイカなどはここに来なくちゃ食べられない。そして私が一番好きなのは「鱒寿司」です。丸い木の樽のような器に入っていて、寿司全体を笹の葉でつつんである。それを竹の棒とゴム紐でギュッと締めて押してあるので、これは押し寿司です。私がこれには目がありません。もともと鮭が好きな私にとって、脂の乗った鮭の切り身と鮨飯の組合せが絶妙です。私はいつも必ず買って帰ります。最近は東京でも売ってますが鮭の切り身の厚さが違います。それからかまぼこが美味い。私は昆布で巻いたかまぼこが好きです。お菓子で紹介したいのが「月世界」と「鹿の子餅」です。どちらも絶品。

 

 

ところで高岡からのびるJR氷見線というのがあります。この途中に雨晴海岸という名所があります。そこには義経岩という大きな岩が海岸にあり、昔、義経と弁慶が奥州に逃げる途中で、この岩で雨宿りしたという言い伝えがあります。そこから雨晴という地名がついたと言われています。私は子供の頃にここに家族で海水浴に来たことがあります。だから鮮明に覚えています。当時氷見線には蒸気機関車が走ってました。

 

この他、越中八尾の「おわら風の盆」や宇奈月温泉なども有名です。風の盆は昨日から明日まで開催中です。

 

次回は石川県です。