良くニュースなどで「関東甲信越地方のニュースです」とアナウンサーが話していますが、その「甲信越」というのは甲=甲斐=山梨県、信=信濃=長野県、越=越後=新潟県ということです。
山梨県は歴史的に見ても関東とのつながりが強く、離れてはいますが準首都圏的な位置づけになっています。
新宿からJR中央線の特急かいじ、または特急あずさに乗ると甲府までは約1時間半です。高尾から先は険しい山の合間を縫って走るため速度が出ません。将来はリニアモーターカーが山梨を通る予定ですが、駅が甲府市内から遠いため利用しにくいです。そんなことから、多くの人は新宿の「バスタ新宿」から高速バスで行く人も多いです。ご存じ武田信玄の城下町が甲府市。甲府駅の近くに堂々とした武田信玄公之像(写真)があります。
銘菓「桔梗信玄餅」は私も大好きなのですが、あの小さな風呂敷のような包みの上で、きな粉の粉をこぼさずに食べるのは至難の業。
そして忘れてはいけないのが富士山です。これはもう説明は要らないでしょう。その麓の富士吉田市にはジェットコースターで有名な富士急ハイランドがあります。実は以前ここの会社が私のお客様だったこともあり、よく仕事で出張しました。確かあのジェットコースター1台だけで何億円もします。ここの富士吉田市は甲府とは県民性が全く異なると言います。東京とのつながりが強いのは富士吉田市です。別荘や観光客が東京から来るからでしょう。しかし今は外人観光客が押し寄せています。
近い将来、現在ある富士スバルライン(5合目まで登れる有料道路)は廃止となり、代わりに登山鉄道が建設されると聞きました。車の排気ガスから富士の自然を守るためですが、この鉄道が富士急線を経由して大月駅でJR中央線とつながることになり、なんと東京駅から富士山5合目まで直通運転が可能になるそうです。
これ以外にも、富士五湖(山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)や紅葉の名所の昇仙峡、などの観光地もあります。
東京から日帰りでレジャーに行けるところが最大のメリットです。
次回は長野県です。
