私の趣味遍歴(旅と地理) その3 東北編① | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

東北は北から順番にいきましょう。

まず青森。私が行ってた頃はまだ東北新幹線が八戸までしか開通しておらず、八戸から在来線の特急に乗り換えて青森に行きました。青森駅は昔の青函連絡船への乗り継ぎを前提とした佇まいのため、駅の手前で大きくカーブして港に入って行く形で終点になります。降りた先には青函連絡船の船着場があるのですが、今は運航してませんから、八甲田丸が記念館として設置されています。ここは是非立ち寄るべきです。青函連絡船は大きな船で、人も車も、そしてなんと列車まで飲み込んで函館との間を行き来していました。

津軽海峡の荒波を乗り越えて北海道に渡るという雰囲気がよく伝わって来ます。市内を歩くと歩道がやたらと広いことに気づきます。これは冬場に除雪した雪を積み上げるスペースなのだそうです。ところで三内丸山古墳をご存知ですか?ここも是非立ち寄るべきです。縄文時代は北日本でもかなり温暖だったそうで、当時の日本人の祖先は東北を中心に住んでいたそうです。その中でもここ青森の三内丸山古墳はその規模の大きさで群を抜いてます。縦穴式住居といっても100人ぐらいが入れる容積の建物や、ビルの3階ぐらいの高さのある建造物など、当時の文明が如何に進んでいたかを実感できます。

 

次は秋田に行きましょう。

青森からは奥羽本線の特急つがるで2時間45分掛かります。弘前を出るとずっと山の中を走るので車窓の景色が退屈ですが、能代を出ると八郎潟が広がり日本海の景色が望めます。

秋田というといつも思い出すのは方言のことです。青森もそうでしたが、こちらの方言はマジで全く分かりません。前にも書いたことがありますが、セミナーの講師を勤めた時のこと、60代ぐらいの男性から質問をいただきました。割と大きな声で話していただいたので声はよく聞こえたのですが、何を言っているのか分からないのです。よくテレビのケンミンショーで津軽弁の特集をやってますが、正にああいう感じなんです。皆目見当もつきません。本当にどうしようかと焦り、額には冷や汗が滲みました。結局、他のお客様が標準語に翻訳して頂いたので、質問にお答えすることができたのですが、同じ日本の中でこうも言葉が通じないものかと驚きました。

稲庭うどん、比内鶏、いぶりがっこ、それと空港で食べた横手焼きそばも美味しかったです。

 

次はお隣の岩手県です。東京から行くと東北新幹線はやぶさで2時間13分で着きます。大宮を出ると途中は仙台にしか止まらないから早いのですね。

盛岡市は市内を北上川が流れ、遠くに岩手山を望む風光明媚な町です。盛岡と言えばわんこそばと盛岡冷麺。これは是非食べなくてはいけません。私は真冬の最中に盛岡に出張した折に、盛岡冷麺を食べました。雪が降る寒い日でもちゃんと冷たい盛岡冷麺が食べられる。そこが違います。あと、どうでもいいことかもしれませんが、仙台銘菓の萩の月を箱入りでなくバラで安く買えるのも盛岡ならでした。

 

長くなりましたので一旦ここらで中断して、次回に続けます。