私の趣味遍歴(写真とカメラ) その11 スマホのカメラ | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

今や写真やカメラの話をする上で、スマホを抜きには語れなくなりました。私自身、最近はiPhone で写真を撮ることが中心になり、デジカメを持ち出す機会がめっきり減ってしまいました。その最大の理由は、スマホのカメラはとても優秀だからです。野鳥の写真やスポーツの写真などの望遠レンズを必要とするケースを除けば、ほとんどのシーンはスマホで撮れます。その結果、かつては隆盛を極めたコンパクトカメラは一部の高級コンデジを除いてほとんど消えてしまいました。しかたないですね、これも時代の流れでしょう。お陰で私はかつてのように高いカメラを買わなくて済むようになりました。

 

それにしても今のデジタル一眼レフは高すぎでしょう。20万円以上は当たり前で、40万、50万円以上するカメラもザラなのには驚きます。これはカメラが海外市場に合わせて価格設定しているからで、30年以上もの間、賃金が上がっていない日本では、庶民の金銭感覚との格差が開くばかりです。

 

話をスマホに戻しましょう。私がスマホのカメラに注目し始めたのは、iPhone6plusからです。オートフォーカスが搭載され、画面も大きいため、撮影が楽しいと思いました。実際に桜の花を撮ったりしても色合いが良く、本当に見た目通りに綺麗に撮れるのには驚きました。

 

Galaxy S6もなかなか良い写りをしました。まだこのころのスマホカメラは夜などの暗いシーンで画質が低下するのが玉に瑕でしたが、日中のシーンであれば十分な画質でした。

 

現在私はiPhone14を使用しています。本当はProにも興味はありましたが、長男が使っているのを持たせてもらったら、かなりズシリと重たかったので諦めました。私はスマホを胸ポケットに入れるので、あそこまで重くなると無理だからです。

しかしiPhone14で十分に良い写真が撮れます。前にも書きましたが、良い写真というものを画質だけに追い求めると、ひたすら高級路線に走ることになりかねません。しかし今の私はそうは思わないのです。画質はそこそこでいい。それよりも何をどう撮るかが問題です。構図やシャッタータイミングも見る人には大変大きなインパクトを与える要素です。例えば子供の写真を撮る場合などはその典型です。しぐさや、表情をどう写し取るか、それ次第でアルバムでの輝きは断然違います。

 

最近はやりのInstagram。いわゆる「映える」写真が人気ですね。以前箱根に旅行した際に入ったお蕎麦屋さんで、周りの外国人観光客がみんなして蕎麦をすする姿を写真に撮っていました。

ああ、こんなものも映える(ばえる)写真になるのか! 写真の価値は多様化しています。

 

ところで妻はGoogleのPixel8を愛用しています。最近はPixelシリーズが大変お気に入りです。なぜかと言うと「消せる」からなのだそうです。一旦写した写真の中の一部を、まるで消しゴムで消すように、写っていなかったように加工できることにこだわっています。たしかにこれはデジタルカメラとスマホの編集処理能力が合わさって実現する機能です。もともとデジタルカメラの写真はカメラが描いた絵です。CCDとかCMOSとかのセンサーがとらえた映像情報をコンピューターが絵に描いてくれるようなもの。だからその一部を消すことは可能なのです。もちろん色合いを変えたり、いろいろ加工が自由にできる。これもデジタルカメラの写真づくりの楽しみです。

 

次回は、私がこれまでに使用して来た数多くのカメラたちの中から、特にお気に入りのカメラを紹介させていただきます。

ただし、全くの個人的な選択ですから、もし興味があればお読みください。

(つづく)