学校で教える日本史は目黒のさんまか? | 今、私が考えていること

今、私が考えていること

毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

最近、茂木誠先生の日本史の話を本やYouTubeで拝見しています。正に「目から鱗が落ちる」ようです。学校で習った日本史は断片的な知識の集まりで、それらが夫々どういう背景で、どういう判断で、どういう狙いで展開していったのかという点があいまいでした。だからトータルな流れとして歴史を理解できなかった。しかし茂木先生の話を聞くとそれが俄然生き生きと手に取るように見えてくるのです。

 

私たちは日本人として先人たちがどういうことに苦労して成し遂げてきたのかを知るべきだと思います。日本史は受験勉強のためのお勉強ではない。たとえば外国人の人にわかりやすく話すことができるだろうか? 国際人になるためには英会話はもちろん必須ですが、日本の歴史をマスターすることも必須なのだそうです。海外に行くと外人から日本の歴史のことを質問されて、満足に答えられないのでは情けない。「お前は本当に日本人か?」と言われてしまう。

 

年表みたいな知識では面白くないし説明にはならない。

例えば、なぜ秀吉は突然キリスト教を禁ずる方針に転じたのか? 学校ではほとんど説明しない。実は、ポルトガルがキリシタン大名と組んで日本人を奴隷として海外に売り飛ばしていたからで、それを九州平定の際に知った秀吉が激怒したからだという。その後秀吉は「バテレン追放令」を出している。

 

要するに学校で教えてくれた日本史はヤバい話は一切抜いている。いわば「目黒のサンマ」みたいなものだ。