昨日の朝の羽鳥さんのモーニングショーに大阪府の吉村知事が生出演していました。テーマは、もちろん大阪万博のこと。海外パビリオンが当初予定より減ってしまって大丈夫なのか?とか、いろいろとネガティブな質問に終始して、万博への期待という雰囲気は微塵も感じられませんでした。コメンテーターの山口さんが「今回の日本の出品内容で注目すべきものは何ですか」という質問に対して、吉村知事はこう言いました。「万博というものは何かを見せるためのものではないのです。人類共通の課題に各国が
どう取り組むべきなのかを考えていただくもの」と。なんともわかりにくい説明です。こんなこと言っていたら、子供や年寄りやおばちゃん、おっさんは来ないでしょう。私はこの説明を聞いて「ははーん、なにも目玉がないんだな」とがっかりしました。隠しているのかもしれませんが、アンケートでは約7割の人が期待していないと回答しているのだから、今さら隠しても仕方ない、むしろ宣伝したらいいのに、あんな説明をしているから・・・、怪しいと思えてしまう。
来年1月にはアメリカの新大統領が誕生します。おそらくトランプが復活するのではないかと言われています。そうなると来年は政治も経済も大混乱になる可能性が高い。そんなさなかの4月に開幕するのだから、更にもう一つの心配事を抱え込むのではないか。「やります! やります!」と手をあげておいて、やる気のない万博ぶりをさらけ出すのは避けてほしい。
ところで万博会場はいたるところに木材が使われていますが、あれは閉幕したらどこに捨てるのでしょうか? 細かく刻んで薪ストーブくべるのでしょうか? それとも地面に埋めるのでしょうか。実にもったいない使い方だと思います。
