トランプ氏が暗殺されかかったことで、共和党はトランプ氏支持で一致団結するのではないかと言われています。しかし、暗殺の容疑者は共和党員で反トランプ派だという情報もあり、なかなか複雑なようです。
ところで、日本政府は「もしトラ」、つまりもしもトランプが大統領に再選されたら、どう対応するつもりなのか? 今は亡き安倍さんはゴルフのパターを持って飛んでいき、ゴロにゃんとすり寄ってました。そういうことが岸田首相にできるのでしょうか? それとも違う接し方をするのでしょうか。
トランプという男は大富豪なのにケチな男で、アメリカは欧米や日本のためにお金を使いたくないと言う。むしろ守ってやっているのだから金を出せと言う。また、アメリカ国内企業の雇用を守るために移民は排除する。輸入品には高い関税をかける、などアメリカファーストの政策を展開することは目に見えている。
特に中国はやり玉にあがることは間違いない。中国はただでさえ経済がボロボロで失業者があふれているのに、この上最大の輸出国であるアメリカが高い関税を課して来たら、今度こそ中国の経済は崩壊しかねない。
もしそうなったら日本にも多大な影響がある。日本の最大の輸出国は中国だが、それがほぼ総崩れになる。もちろんアメリカは日本からの輸出品にも高い関税を課すでしょうから日本企業は厳しい局面に立たされる。
一方でトランプは金利を引き下げろと主張しているので、FRBのパウエル議長を更迭してでも金利引き下げを断行する可能性がある。その場合は円安がやや収まるのだが、アメリカ国内のインフレが再燃して結局金利は上昇せざるを得なくなる。
要するに、もしトランプが大統領になったら、世界の政治、経済は大混乱に陥ることは避けられない。この未曽有の難局に、今の岸田政権で立ち向かうことができるのか? 岸田の代わり誰を総理候補に立てればいいのか?
この問題の解決の期限は来年の1月に迫っている。
