今日の「虎と翼」を見て思ったこと | 今、私が考えていること

今、私が考えていること

毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

寅子の元学友の梅子が相続争いに巻き込まれています。その事案を家庭裁判所の判事補として担当したのが寅子。今週はこのストーリーが展開中です。それで本日の第62話では、相続争いの生々しいやり取りがドラマのシーンとして登場します。遺言書の偽造が発覚し、妾の女は相続権が無いことが判明したものの、それはそれで今度は家族の中で相続争いが続きます。

 

私は昔、相続対策を提案する仕事をしていて、多くのお客様と会い、話を聞きました。総じてこの手の相続争いは簡単には決着しません。かなり長期化します。その間に家族や親族の関係は悪化していきます。だからそうならないように、生前に財産分与を明確に決めておく必要があります。ドラマではその肝心の遺言書が無かった。

 

私に言わせていただければ、必要以上に多額の財産を遺さないほうがいい。お金は遺すために稼ぐのではなく、自分や家族が有効に使うために貯めるべきであり、できれば使い切るのが一番いい。いっぱい遺せば遺族は喜ぶかもしれませんが、同時に相続税ががっぽり徴収できるので税務署も喜びます。バカバカしいですよ。やはり「お金は人をダメにする」ようです。