今朝の日経新聞に「ヨーカ堂、改装投資200億円」という記事が出てました。イトーヨーカドーグループは長引く売り上げの低下を打開すべく、200億円を投資して店舗の削減と改装を行うという話。まあ、スーパーの経営の話としては当たり前の話です。しかし私が注目したのは次の部分です。「業績が低迷した原因として山本社長は「売上高が下がり続ける中、コスト削減で利益を捻出しようとしていた点だ」と振り返った。そう!これが日本の企業の一番大きな判断ミスなのだ。こういうマイナス均衡を求めるような経営は自分で自分の首を締める結果を招く。そこでヨーカ堂がとった戦略は食料品に特化して、質の高いもの、高くても美味しいものを売り場に並べるということ。今はSNSで評判はあっという間に広まる時代。しかもそれらは若い世代が中心でInstagramで写真付きで広まる。この効果を利用するのが一番いい。美味しかった!と書けば絶対みんな買いに行く。だから良いもの、美味しいもの、見栄えのするもの、有名人が褒めたもの、そういう商品が消費を引き出す。私のうちの隣にあるヨークマートも今週末、改装してヨークフーズとしてリニューアルオープンするらしい。期待してます。社長さん!