山梨県富士吉田市にあるローソンの店舗の屋根越しに富士山がきれいに見えるということで、観光客特に外国人観光客が連日押し寄せていて、周囲に迷惑が掛かっているという。特に筋向いの歯医者さんのところには大勢の観光客がたむろするので大迷惑を被っているらしい。
そこでローソンの屋根の上に黒い大きな幕を張って富士山を見えなくするという対策を取ることになった。富士吉田市長は最近のオーバーツーリズムの弊害としてこの地域一帯で同様の対策を取ることを提案しているという。更に「観光税」を取り、それを資金にして設備を充実させるという。
富士山を見たくてわざわざ海外から日本にやってきた外国人観光客に黒い幕を張って富士山を見えなくするというのは本来はおかしいことなのだが、公害対策として必要だと言われれば仕方ないのかもしれない。
私の実家も観光地にあり、ゴールデンウィークなどのピーク時には道路が大渋滞します。そのため住民は買い物に出かけたりするのにも不自由で、しかたなく裏道をたどってお店に行ったりしていました。だから地元住民の気持ちがよくわかります。
「オーバーツーリズム」という言葉は初めて聞きました。日本は観光で儲けるつもりなら、オーバーツーリズムに備えたインフラを大至急整備しないといけないのですね。
