本日の「虎と翼」のこと | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

ついに正式に弁護士となった寅子でしたが、法律事務所を訪れるクライアントが女性弁護士であることに拒否反応を起こし、だれも寅子に依頼してくれないというシーンでした。

 

実はこれと似たような事象が40年ほど前の銀行でも起きていました。男女雇用機会均等法が施行されて銀行にも女性の総合職が採用されるようになり、女性の融資担当者が誕生したころの話です。その女性行員が取引先に行って「今度御社を担当させていただくことになりました〇〇と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶をすると、取引先の担当者が「なんでうちの担当者が女なんだ! 」と、あからさまに声を荒げて不満をぶちまけることがありました。

 

その女性行員には何の落ち度も無ければ、問題もないのに、ただ女性だというだけで拒絶されるという理不尽なことが公然となされていた時代でした。それが原因で精神的に病んでしまう女性行員もいて大きな問題となりました。結局この問題は銀行の姿勢というより、社会の姿勢の問題です。

 

あれから40年以上経ち、さすがに今はあんな理不尽なことを公然と言うような人はいなくなったと思います。それは先輩たちの女性行員が立派に働いてきたからで、その実績が全ての問題を解決したのだと思います。

 

私に言わせればむしろ最近は女性の方が有能な人材が多いと思えます。逆に言えば、男性は努力が足りない。まあ、男か女かなどと議論しても始まりませんが、男であろうと女であろうと今やライバルはお互いではなく、海外の国々です。もう一度日本を経済大国に復活させるように頑張ってもらいたい。