NHKのアナザーストーリーという番組で、素性不明のストリートアーティストといわれるバンクシーを取り上げていました。
彼の絵は、その絵に込められたメッセージに共感させられるところに魅力があります。若いころに過ごしたイギリスの町での抑圧された生活の経験から、社会の理不尽さへの批判を絵に描いて世の中に訴えているのでしょう。
この絵は「風船と少女」という作品で、2018年10月5日にサザビーズのオークションにかけられて、約1億3000万円で落札されたのですが、その直後に額縁に仕組まれていたシュレッダーによって下半分が切り刻まれてしまうという事件が起きたことで有名なのだそうです。
バンクシーは自分の描いた絵が展覧会で売られた後、金持ちたちの手を渡るうちにとんでもない価値に膨れ上がってしまうことが不本意なのだそうです。
是非、バンクシーには日本に来てほしいです。そして国会議事堂の壁に、絵を描いていただきたい。果たしてどんな絵を描くのでしょう?