金融知識の必要性 | 今、私が考えていること

今、私が考えていること

毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

私は以前から不思議に思うことがあります。国民に対して金融取引や税務、年金のことなど、生活する上で大事な事なのに、学校や職場では一切教えない。それでいて自己責任だと言われてしまうのはおかしいだろう。


古臭い学校のお勉強ばかりに青春の貴重な時期を費やしてしまい、もっと学んでおくべき大事なことをわすれている。だからなにが大事で、どう判断すべきかという「ものさし」を持っていない人が結構多いのでは無いだろうか?


昔、私が資産運用セミナーの講師をしていた頃、初心者でも分かるように投資信託の仕組みや商品の選び方などを説明したのに、セミナー後の個別相談会に現れたおばちゃんは、「ある人に勧められて小豆の相場に300万円投資したけど、その会社も担当者とも連絡がとれなくなった。どうしたらいいですか?」なんじゃそれは?領収書はありますか?と聞いたら、名刺の裏に手書きされた領収書ならあるという。こりゃダメだ。おばちゃんは今日何のために私のセミナーに来たの?そんな難しい投資よりも、投資信託を検討してくださいとアドバイスしたら、おばちゃんは「投資信託?そんな金融商品は私には無理だ」という。私は一気に疲れが出てしまいました。


岸田首相は貯蓄から投資へ!と呼びかけてますが、実態はこんな有様です。私は今は不動産小口化商品を売ってますが、本当は金融リテラシーの普及活動に従事したい。